プロバスケットボールBリーグ1部の2023-24シーズンが5日、開幕する。この日の開催は1試合のみで、昨シーズンB1で初優勝を飾った琉球ゴールデンキングスと、B2で頂点に立って初のB1昇格を果たした佐賀バルーナーズが午後7時5分からSAGAアリーナで“王者対決”を行う。

　2連覇を目指すキングスは、負傷した大黒柱のジャック・クーリーやアジア大会に日本代表として出場している今村佳太らが不在だが、オフに加入したヴィック・ローやアレックス・カークなど実績のある新戦力もいるため、どこまでチームとして機能するかが注目される。

　対する佐賀は再契約したレイナルド・ガルシアやチェイス・フィーラーらが中心で、新加入の狩野祐介はスリーポイントの精度が高い。今オフに帰化した208cmのベテラン、ジョシュ・ハレルソン、新たに入団したヨーリ・チャイルズなどインサイドで警戒すべき選手も多い。

　大一番を前に、キングスがメディア向けに公開した田代直希主将、岸本隆一、牧隼利の生え抜き3選手と桶谷大HCの意気込みを紹介する。

岸本「自分たち自身が一番危機感を持つ」

＃24　田代直希

「日本代表がワールドカップで活躍してから迎えるBリーグ開幕戦ということで、たくさんの方々に注目してもらえる試合になると思います。キングスのいいところをアピールし、たくさんの人にバスケットのおもしろさを伝えていきたいです。開幕戦からアウェーが続きますが、沖縄アリーナでは25日の試合がホーム開幕戦になるので、ぜひ足を運んで応援していただけたらと思います。今シーズンもよろしくお願いします」

＃14　岸本隆一

「昨シーズンは優勝という最高の結果で終われて、すごくうれしかったです。今シーズンはみんなが優勝を目指す中で、自分たち自身が一番危機感を持ち、日頃の練習からハードワークしていきたいと思っています。その先に自分たちが目標とする西地区優勝、そしてチャンピオンシップ優勝ができるように、いい準備をして戦っていきます」

桶谷HC　佐賀のガルシア、チャイルズら警戒

＃88　牧隼利

「いつも応援ありがとうございます。今シーズンも開幕戦からまた一つずつ積み重ね、優勝をつかみ取れるように頑張ります。引き続き応援よろしくお願いします」

桶谷大HC

「佐賀はB2から上がってきたチームなので、どういったチームで、どういった選手がいるかをできる限りスカウティングしています。特徴的な選手がいるので、彼らの何が長所で、何が短所かを見ながら、どう守り、どう攻めるかを準備してきました。ガルシア選手のアタック力やチャイルズ選手のインサイドの力強さ、あとはシューター陣が多くいる。アウェー戦なので、ゲームの入りを大切にして、相手の長所をどれだけ消せるかが一番必要だと思います」

「長いアウェーでの連戦を経てホームに戻ってきます。25日にあるホームの川崎ブレイブサンダース戦までにしっかりとアウェーで力を付け、『いいな』と思ってもらえるようなバスケットができるように頑張っていきたいです。ぜひ、アウェー戦も含めて応援よろしくお願いします」