「衆院選出馬も選択肢」 下地幹郎氏、除名撤回を報告

 
日本維新の会から除名撤回の決定があったことを報告する下地幹郎氏(右)と同氏後援会の當山護会長=8日、那覇市  
日本維新の会から除名撤回の決定があったことを報告する下地幹郎氏(右)と同氏後援会の當山護会長=8日、那覇市 

 内閣府特命相などを歴任した前衆議院議員の下地幹郎氏(62)は8日、那覇市の後援会事務所で記者会見を開き、所属していた日本維新の会(馬場伸幸代表)からの「除名撤回」が4日に決定したと報告した。次期衆議院選挙の立候補については「選択肢の一つとしてあり得る」と述べた。

 同党による除名処分は2020年1月、「IR汚職疑惑」を巡り下地氏に瑕疵(かし)があったとして、同氏が離党届を提出したにも関わらず除名となったもの。

 その後、検察の調べなどで起訴されなかったことなどを踏まえ、下地氏は同年12月に処分の撤回を求める上申書を当時の同党代表の松井一郎氏らに提出したが受理されず、22年10月に馬場代表へ2回目の上申書を提出していた。

 代理人協議、本人協議などを経て、今月4日に正式に除名処分の撤回が認められた。下地氏は現段階で、同党への復党は求めておらず、同党からの復党要請もないという。

 今後の政治意向について下地氏は「(衆院選も含めて)あらゆる選択肢の中で、これから考えていきたい」と述べた。

 会見後の記者団との懇談で、下地氏は「これから沖縄の政治は大きく動く。どの党に所属するか、今後、どの選挙に出馬するかなどは、まったく決まっていない状況だ」としつつ、政治活動を継続し、後援会とも相談した上で、次期衆院選に出馬する意欲があることを示していた。

(記事・写真 宮古毎日新聞) 

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