古謝玄太氏が政策発表「しなやかで強い経済」 参院選沖縄選挙区

 

 参議院選挙(7月10日投開票見込み)沖縄選挙区に立候補を表明している古謝玄太氏(38)=新人、自民公認、公明推薦=は4日、那覇市のロワジールホテル那覇で政策発表を行った。「しなやかで強い経済」を目指し、沖縄の魅力や特徴を全面に出した多様な産業振興を掲げた他、基地問題については、普天間飛行場の危険性除去を念頭に「現実的な対策として普天間飛行場の辺野古移設を容認します」とした。
 県議や国会議員などの政界関係者だけではなく、黄緑のイメージカラーに身を包んだ若い支持者も多く同席する中「これからの50年の沖縄の未来を県民の皆様と共に描き、さまざまな分野において沖縄が日本を引っ張る時代になるよう、国政の場で尽力して参りたい」と決意を述べた。

強い経済・誰もがチャレンジ・みんなが笑顔

 古謝氏が目指す沖縄の未来として、
①しなやかで強い経済を持つ沖縄
②誰もがチャレンジできる沖縄
③みんなが笑顔でいられる沖縄
の三つを掲げ「Next 50 Okinawa Vision」と銘打った。

①「しなやかで強い経済を持つ沖縄」について、コロナ禍や世界情勢の不安定化で沖縄経済が深刻な打撃を受ける中で、公共投資や支援制度の充実、中長期的な社会変化に対応できる多様な産業振興を目指す。
②「誰もがチャレンジできる沖縄」では、リモートワークが一般化した背景から、離島や過疎地域の情報通信基盤の充実を図り、多くの人材を沖縄各地に集めることで起業などの環境を整備する。また、リカレント教育(社会人の学び直し)の促進で、どの年代からでもチャレンジできる社会を目指す。
③「みんなが笑顔でいられる沖縄」では、健康長寿県の復活や子どもの居場所づくり、保育・教育支援で貧困の連鎖を断ち切るとした。

観光、健康、環境、海洋、起業の「新5K経済」

 政策面では大きく以下の9項目を掲げた。

①沖縄ならではの魅力・可能性を生かした多様な産業の発展
②コロナ禍・世界情勢の不安定化等による深刻な影響からの復興
③これからの沖縄の未来を担う人材育成
④日本一子育てにやさしい島づくり
⑤沖縄健康長寿復興プロジェクトの推進
⑥豊かな生活やしなやかで強い経済の基盤となる社会資本整備
⑦地域独自の環境・文化・資源を活用した地域振興
⑧二度と沖縄を戦場にしない平和な沖縄の維持と基地負担の軽減
⑨未来に引き継ぐ豊かな環境・文化・多様性の尊重

 産業振興については、長らく沖縄経済を象徴する言葉でもある「3K産業(観光、公共事業、基地)」に対比させるかのように「新5K経済」を提唱。観光、健康、環境、海洋、起業を促進し、外的変化のあおりを受けにくい強い経済を実現するとした。
 その一つ「海洋」については「養殖漁業などで高い生産量が実現できる可能性がありますし、海上、海中、海底を問わずさまざまな海洋資源があります」と述べた。豊富に埋蔵する水溶性天然ガスの利活用なども踏まえながら「例えばエネルギー産業では、沖縄がエネルギーの輸出県になれるような未来も描けると思っています」と、沖縄の豊かな海洋環境を産業と結び付ける考えだ。

 また、沖縄を日本とアジアの起業の聖地とする「スタートアップアイランド構想」を推し進め「既存産業の底上げと多様な産業の振興によって、県民所得の向上を図ります」とした。
人々の移動や物流に向けた港湾施設や道路、公共交通などの整備で、強固な経済基盤構築や離島の地理的不利の解消も目指す。さらに「離島部においては基幹産業である観光業・農林水産業を守り、付加価値を上げることで“稼げる産業”を目指します」と表明した。

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