沖縄産マンゴーをPR 「マンゴーの日セレモニー」

 
「マンゴーの日」セレモニーで、沖縄県産マンゴーをPRする関係者=15日、沖縄県豊見城市・道の駅豊崎

 「2023年度のマンゴーの日」セレモニーが15日、沖縄県豊見城市の「道の駅豊崎」で開催された。JA直販店の「とよさき菜々色畑」には県民や観光客らが多く訪れ、マンゴーを購入した。直販店の入口ではJAおきなわ職員がパッケージを無料配布したほか、併設のレストランでは大玉のマンゴーを無料で振る舞い、おいしい沖縄産マンゴーをPRした。

 同セレモニーは沖縄県農林水産物販売促進協議会(会長・前田典男JAおきなわ理事長)が主催。前田会長は「農業を取り巻く環境は生産コストの上昇により、依然として厳しい状況にある。今年の沖縄県産マンゴーは、開花のばらつきの影響もあり、県の生産予測値では、前年97%の1742トンを見込んでいる」とあいさつした。

 その上で、前田会長は「沖縄産マンゴーは贈答用の需要に加え、一般家庭での消費量も多く、長く愛されてきた。生産者の日々の努力と愛情で育てられた、高品質のマンゴーを全国の皆さまに広く楽しんでいただきたい」とアピールした。

JA直販店に併設するレストランでは大玉マンゴーが振る舞われた=15日、沖縄県豊見城市・道の駅豊崎

 同直販店を訪れた鈴木美奈子さん(52)は「5年前に東京から沖縄へ移住してきたが、毎年、このセレモニーに合わせて、マンゴーを購入している。お中元用に親戚や友人に贈ると大変喜ばれるので、まとめて購入して送っている」と話し、5箱のマンゴーを同店舗に設けられた宅配受付コーナーで発送の手続きをしていた。

 JA おきなわの担当者は、今年産の沖縄県産マンゴーは悪天候など開花のずれによって、果実の素になる部分が肥大化するなどの現象はみられたが、「果実そのものに大きな影響はなく、減産予測だが、例年通り全国に向けて安定供給できる」と説明していた。

(記事・写真 宮古毎日新聞)

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