沖縄県の玉城知事、7月27~28日にハワイ訪問へ
- 2023/7/14
- 政治
沖縄県の玉城デニー知事は13日、県庁で定例会見を行い、7月27~28日に「繋がる絆」をテーマとして米国ハワイ州ホノルル市で開催される「日本ハワイ姉妹サミット」に参加するため、ハワイへ出張すると発表した。
同サミットは、ハワイと姉妹関係を持つ日本の6県道、25都市から首長が集まり、関係の強化を図ることを目的に開催されるもの。▽持続可能なエネルギー▽グローバル人材育成▽持続可能な観光▽国境を越える貿易▽持続可能な農業―をテーマに約400人が参加する。
玉城知事は「同サミットに参加することで、経済、文化、教育などの交流を深めるとともに、長い間培ってきた沖縄とハワイの絆をより深めていきたい」と語った。ハワイ沖縄センターや沖縄プラザの視察、ハワイ沖縄連合会との意見交換など、現地のウチナーンチュコミュニティとの意見交換を図る意向も示した。
沖縄からはハワイ州には多くの移民が渡った歴史がある。最初の移民は1900年に実施され、2000年には100周年を迎えた。県との交流も活発で、2020年3月にはハワイ沖縄連合会のメンバーが県庁を訪れ、消失した首里城再建のために10万ドルを寄付している。
また、同州では2014年から沖縄にルーツを持つデービッド・Y・イゲ氏が知事を務め、同氏は2022年開催の「第7回世界のウチナーンチュ大会」に合わせて沖縄を訪れて県議会で演説も行った。
玉城知事は13日の会見で、「ハワイ姉妹サミットでは、パネルディスカッションや視察などが行われることになっている。ハワイ州知事との面談も予定している」と語った。
ryuchellさんの冥福祈る
会見では12日に亡くなっていると確認された県出身のryuchellさんについてもコメントし、「独特のキャラクターとファッションでタレントとしても活躍していた。みんなが笑顔で生きていける、愛を大切にする社会を築いてほしいという真摯(しんし)な目的や言葉は、共感を呼ぶ声も多かったと認識している。本当に残念としか言いようがない」と述べて冥福を祈った。
(記事・写真 宮古毎日新聞)