懸命な捜索続く 宮古島周辺海域で陸自ヘリ行方不明

 
宮古島の周辺海域で陸自ヘリが行方不明になった事案で、現場では海上保安庁や自衛隊による懸命な捜索が続いている=7日、宮古島周辺海域(写真提供・第11管区海上保安本部)

 陸上自衛隊のヘリ「UH60JA」1機が6日に宮古島の近海で行方不明となった事案で、7日も自衛隊や海上保安庁による懸命な捜索が行われている。同ヘリには、第8師団長ら10人が搭乗していたとみられ、防衛省は航空事故と判断した。

 同ヘリは、陸上自衛隊第8師団第8飛行隊(熊本県の高遊原分屯地)所属で、6日午後3時46分ごろ宮古島分屯基地を離陸し、同5時5分に同地へ着陸予定で航空偵察のため飛行中のところ、午後3時56分ごろ、宮古島周辺の洋上でレーダー航跡が消失したという。

海上保安庁は、これまでにヘリのドアのようなものなど複数の漂流物を回収した(写真提供・第11管区海上保安本部)
海上を見守る自衛隊員ら=7日、宮古島市の伊良部島

 海上保安庁は、これまでにヘリのドアのようなものなど複数の漂流物を回収した。また、自衛隊の隊員が海上を見守る様子もみられている。

 玉城デニー知事は7日、県庁で記者団に対して「詳細については、まだ不明だが、我々は人命が第一と考えており、搭乗者の安否を大変憂慮している。現在、周辺海域で懸命な捜索が行われているとのことであり、搭乗者の無事を祈っている。県としても、引き続き情報収集に取り組んでいきたい」と述べた。

(記事・写真 宮古毎日新聞)

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