DeNA神里、世界マスターズ陸上金メダリストの譜久里さんに”弟子入り” 足武器に再起誓う

 

悔しかった2022年シーズン

60m走に臨む神里

 2017年のドラフト2位で社会人からプロ入りした神里。ルーキーシーズンから86試合に出場して打率2割5分1厘、盗塁15とまずまずの成績を残した。さらに2シーズン目の2019年は主力に定着し、123試合に出場して119安打の打率2割7分9厘、盗塁も再び15を記録して存在感を高めた。

 しかし3年目以降は徐々に出番が減り、昨シーズンは守備のみや代走での出場がほとんど。81試合に出て打率は過去最低の1割8分9厘、盗塁も6つにとどまった。DeNAがセ・リーグ2位と躍進を遂げ、野球界を盛り上げただけに「全然試合に出られなくて、悔しいシーズンでした」と振り返る。

 そんな中、再び主力に返り咲くために武器の走力を磨こうと、父・昌ニさんの知り合いだった譜久里さんを師事。昨年のオフに初めて1日だけ指導を仰ぎ、走る感覚に変化があったことから、今年は3日間みっちり練習を共にした。

 今年でプロ6年目。年齢的にも勝負の年になる。DeNAの中でもトップクラスの俊足の持ち主であるため、「盗塁を増やして、足でチームを引っ張っていきたいです」と意気込む。「セ・リーグで優勝し、日本一になることがチームの一番の目標です」と言い切った。

誕生日ケーキで送り出す 2月から宜野湾で春季キャンプ

贈られた誕生日ケーキを手に、参加者たちと記念撮影する神里(2列目左から3人目)

 1月17日に29歳の誕生日を迎えたことを受け、19日の練習後には神里に誕生日ケーキが贈られた。参加者たちから「1日目でファンになりました。たまにはここにいるみんなの事も思い出して、頑張ってください」「妻が名古屋の人で中日ファンだったけど、今日から横浜ファンになりました。沖縄キャンプも見に行きます」と熱いエールももらい、最後は記念撮影で締めくくった。

 最終日終了後、神里は「やっぱり自分が試合に出ることが皆さんは嬉しいと思う。ここで習ったことを足の部分で見せられたらいいですね。単打で二塁から一気にホームに帰ってくるとか、そういう姿を見せたいです」と笑顔で語った。

 神里は一度チームの本拠地に戻り、2月1日から宜野湾市のアトムホームスタジアム宜野湾で始まる1軍の春季キャンプに参加する予定だ。

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長嶺 真輝

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ながみね・まき。沖縄拠点のスポーツライター、フリーランス記者。
2022年3月まで沖縄地元紙で10年間、新聞記者を経験。
Bリーグ琉球ゴールデンキングスや東京五輪を担当。金融や農林水産、市町村の地域話題も取材。

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