「日本代表の活躍は自分達にも還元」髙原直泰が語ったコト サッカー沖縄キャンプ始動
- 2023/1/11
- エンタメ・スポーツ
3年ぶりの有観客でプロの技術体感を
第2部のトークショーでは、日本高校サッカー界の強豪である仙台育英高校でエースナンバーの10番を背負い、主将も務めた尾形さんが持ちギャグの「サンキュー!」と共に登場。髙原さんとさまざまなテーマで語り合い、聴衆を沸かせた。
司会を務めたお笑い芸人のまーちゃんがキャンプの注目ポイントを聞くと、尾形さんは「前にFC琉球にもいた小野伸二がいるコンサドーレが来るし、大学の後輩の中村憲剛の関係でフロンターレも見たい。自分は地元が宮城県だからベガルタ仙台も注目してるし、イニエスタも生で見たいですよね」と矢継ぎ早に語った。
髙原さんは「ボールを蹴る時のインパクトの音とか、プロ選手のスピード感は近くで見ないと体感できない。今回は久しぶりの有観客なので、トレーニングマッチを含めて見てみてほしいです」と練習場に足を運ぶことを勧めた。
イベントではカタールW杯にも話題が及んだ。ドイツ、スペインという世界の強豪を破り、”死の組”と称されたグループリーグを1位で突破した日本代表の活躍の受け止めを問われた髙原さんは「自分が代表でプレーしていた頃と違い、大会前はあまり盛り上がっていませんでしたが、結果が出てみんなが喜び、盛り上がれる場ができたことはサッカー界にとってすごい大きかったと思います」と振り返った。
さらに自らが球団代表も務める沖縄SVでの活動も念頭に、こう続けた。「自分も今クラブをつくって運営していますが、代表が盛り上がると自分達にも還元される部分があります。やっぱり代表が結果を出すと普段あまりサッカーに関心がない人もすごい見てくれるようになるし、そこを入口にJリーグに興味を持つこともあると思います。そういう意味でも、代表の劇的な勝利は大きかったですね」
「ナンバーワンはリケルメ」
聴衆からの質問コーナーでは、髙原さんがアルゼンチンの名門クラブであるボカ・ジュニアーズに所属していた時代にチームメートだった同国の元代表MFフアン・ロマン・リケルメについて「どんな選手でしたか?」との問いが飛んだ。
それに対し、髙原さんは「自分が一緒にプレーしてきた選手の中でナンバーワン。めちゃめちゃすごい。リケルメに任せておけば間違いない」と称賛。さらに「彼はマスコミ嫌いで仏頂面なイメージがあるかもしれないけど、選手にはすごい優しいです。アルゼンチンでは基本的に車は運転しない方がいいって言われていて、タクシーで練習に行き来してたんですけど、練習終わりには結構リケルメが家まで送ってくれました」とアルゼンチンの英雄との仰天エピソードも飛び出し、尾形さんが「すごいな!」と驚きをあらわにしていた。
最後にそれぞれコメントを求められると、尾形さんは「サッカーは楽しくて、熱くて、気持ちが動かされるスポーツです。みんなでもっとサッカーを愛して、応援して、サッカー界を盛り上げていきましょう」と呼び掛けた。髙原さんは「W杯での盛り上がりを受け継ぎ、2023年のシーズンがスタートします。スポーツは生で見るのが一番競技や選手の魅力を感じられると思うので、是非それぞれの町でキャンプを張るクラブに足を運んでください。県外の方も、沖縄で待ってます」とキャンプ巡りを勧めた。