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地元らしさを追求したデザインとは 上本部学園の校章・制服リニューアル
- 2020/9/13
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「地域の人の想いをどうパッケージングするか」地元愛が込められた校章デザイン
校章・イメージキャラクターデザインを担当した城間さんは、沖縄県本部町出身。地元の学校のデザインということで「かなり熱が入った」と話す。
デザインは上本部のイメージカラーである「澄んだ青」をコンセプトカラーとし、要素には上本部のシンボルとして知られる「円錐カルスト」「フクギ並木」、そして日本一の早咲きで知られる本部町の「桜」を入れ込んだ。
デザイン製作の際、それぞれ入れたい要素が個性豊かであるため「校章」として入れ込むのは大変だったと城間さんは語る。どうパッケージングしていくかを悩み抜き、現在のデザインに至った。
「実は最初、こういうデザインじゃなかったんですよ。最初は本部のイメージでもある桜を全面に打ち出すようなデザインを作っていたんですが、もう一度リデザインしました。個人的にも最後まで葛藤があったんですが、最後はしっかりとこのデザインに着地できてよかったです」
まず、円錐カルストとフクギ並木など上本部要素で中央を固めた。その中に散りばめられた3つの桜は、統合した上本部学園の指針である「人間力の育成」「実践的な英語教育」「ふるさと教育の充実」を表している。
それぞれのデザインを中和するように描かれた「海」は、「海に囲まれた街、本部町」を表現し、また、海=世界に繋がっているものとして「上本部から世界に向けて若い学生たちが育っていくように」という願いも込められた。
子どもたちを見守るイメージキャラクター
上本部のフクギ並木に昔から住んでいる妖精の「ふくちゃん」と、ジンベェザメの「べぇちゃん」は、近くの海で出会い、お友達になってからというもの「べぇちゃん」が陸に上がる時は、「ふくちゃん」のポケットに海水を入れて一緒に遊ぶようになった。ふくちゃんとべぇちゃんは小さい子どもが大好きなので、いつも学校の近くまでいって子どもたちを見守っているのだとか。
ふくちゃんとべぇちゃんは現在、学園のバスケットボール、野球、サッカー部のユニフォームにも採用されており、今後は上本部のイメージキャラクターとして浸透してほしいと話した。