【那覇市長選】現職の城間市長、知念氏支援を表明

 
知念覚候補予定者(左)の支援を表明した現職の城間幹子市長=12日、那覇市

 那覇市長選(10月23日投開票)をめぐり、現職の城間幹子市長(71)は12日、前副市長で無所属・新人の知念覚候補予定者(59)=自民・公明推薦=の後援会事務所を訪れて支援を表明した。城間市長は、これまでどの候補者を支援するか明言を避けてきたが、態度を明らかにしたことで選挙戦に大きな影響を与える可能性がある。

 同市長選には、故翁長雄志知事の次男で前県議会議員、翁長雄治氏(35)=共産、立民、社民、社大、れいわ、にぬふぁぶし推薦=も立候補を表明し、知念氏と事実上の一騎打ちの構図。これまで「オール沖縄」の立場で行動してきた城間市長には、副市長として支えてきた知念氏と、翁長氏の両陣営から支援を求める声が挙がっていた。

 城間氏は、知念氏を支援すると決めた理由について、記者団に対して「2期8年間、ともに市政運営をしてきた。それだけの信頼感がある」と述べた。また「私自身は、スタート時点から保守中道で真ん中。変節ということはない」と強調した。

記者団の質問に答える城間幹子市長(前列左から2人目)=12日、那覇市

 一方で、「翁長雄志さんがオール沖縄を形成して出発した、あの時に戻りたい」とも述べた。オール沖縄勢力の状況については「皆さんの方が現状を分かっていると思う。敢えて私の方からは申し上げない」と語った。

 知念氏は、城間市長の支援表明を受けて「非常に思い悩み、いろいろな状況を乗り越えて足を運んでいただいた。その重みをしっかり受け止めて、次の那覇市政を目指して頑張ります」と感謝の言葉を述べた。

(記事・写真 宮古毎日新聞)

 


この著者の最新の記事

関連記事

おすすめ記事

  1.  サッカーJ3のFC琉球が、第2次金鍾成(キン・ジョンソン)監督体制下の初陣を白星で飾った…
  2. 今季から琉球ゴールデンキングスに加入したアレックス・カーク(左から2人目)やヴィック・ローら=16…
  3.  FC琉球の監督が、また代わった。  サッカーJ3で20チーム中18位に沈む琉球は1…
  4. 戦前に首里城正殿前に設置されていたバスケットボールゴールを再現した首里高校の生徒ら=8月27日、那…
  5.  8月12日、浦添市のアイム・ユニバースてだこホール市民交流室は熱気が渦巻いていた。ステー…
宮古毎日新聞

特集記事

  1. 再びFC琉球の指揮を執ることになり、トレーニング中に選手たちに指示を送る金鍾成監督=19日、東風平…
  2. ヴィック・ロー(中央)の入団会見で記念撮影に応じる琉球ゴールデンキングスの(左から)安永淳一GM、…
  3. 沖縄県庁  沖縄県は、地域の緊張を和らげようと、4月から「地域外交室」を設置し、照屋義実副知…
ページ上部へ戻る ページ下部へ移動 ホームへ戻る 前の記事へ 次の記事へ