キングスU18が全国3位の好成績 Bリーグユース34チームが競う「チャンピオンシップ」

 
ゴール下に切れ込む須藤春輝(以下、写真は球団提供)

 プロバスケットボールBリーグのU18ユースチームがトーナメント形式で頂点を競うチャンピオンシップが13~16日、東京の駒沢オリンピック運動公園で開かれ、初出場した琉球ゴールデンキングスのユース「キングスU18」が3位に入った。大会ベスト5に選出された須藤春輝(那覇高校2年)は「ベスト4に入ることを目標に練習してきて、達成することができて良かったです」とコメントした。大会は北海道U18が2連覇を達成した。

持ち味の激しい守備で目標達成

大会3位の好成績を収めたキングスU18のメンバー

 大会にはB1、B2に所属する34チームのU18チームがエントリーした。2回戦から登場したキングスU18は初戦の山形U18戦を133-29で大勝すると、順調に勝ち上がり、目標に掲げていた4強入りを達成。準決勝では北海道U18に67-84で敗れたものの、3位決定戦では持ち味の激しい守備から流れをつくって横浜U18に85-42で勝利した。

 キングスU18は昨年4月に発足したばかりで、現在は高校2年生3人、1年生9人が所属する。

 与那嶺翼ヘッドコーチは「たくましくプレーした選手たちを本当に誇らしく感じています。この大会に初めて出場し、自分達の現在地や足りない部分が改めて浮き彫りになり、出場できたこと自体が次につながる素晴らしい経験になったと思います」と評価。その上で、次の大会となるエリート6に向け「課題を修正し、より良い結果が残せるよう、さらなる高みを目指して取り組んでいきます」とコメントした。

ドリブルでディフェンスを抜きにかかる宜保隼弥

 主力として活躍した宜保隼弥(糸満高校2年)は「個人の強みであるスティールと得点をコートで表現でき、チームに貢献できたと思います」と振り返った。チームとしては「セットオフェンスや速攻など良かった部分もありましたが、他チームとのシュート力の差や遂行力など課題も見付かり、練習で修正していきたいです」とさらなる成長を見据えた。

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長嶺 真輝

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ながみね・まき。沖縄拠点のスポーツライター、フリーランス記者。
2022年3月まで沖縄地元紙で10年間、新聞記者を経験。
Bリーグ琉球ゴールデンキングスや東京五輪を担当。金融や農林水産、市町村の地域話題も取材。

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