28日、キングスいよいよ初ファイナル! 前日会見で両雄が意気込み

 

岸本「復帰50年も何かの縁」

琉球・岸本隆一(©B.LEAGUE)

ーーー岸本選手は沖縄出身で地元一筋でプレーしてきた。その思いは。

琉球・岸本 過去4シーズン、この舞台に立てずに悔しい思いをしてきた。その思いを明日からの試合にぶつけていきたい。ジョシュも元チームメートで、こういう舞台で戦えるのは本当に感慨深い。バスケ以上の何かを表現できたらいいなと思います。セミファイナルを突破したことで、本当に県民一同すごく喜んでくれた。スーパーに行ったらおばちゃんがちょっとサービスしてくれたりとか。地域の方々が自分のことのように喜んだり、悲しんだりしてることに僕らは一番プライドを持っている。そういう方たちにとっても、自分たちにとってもいい結果が勝ち取れるように戦いたいと思います。

ーーー今年は沖縄の日本復帰50年です。このタイミングで日本一の可能性があることは、どんな意味を持つと思いますか。

琉球・岸本 これも何かの縁だと思う。日本はサイズがないと言われてる中、沖縄のバスケの歴史もサイズがないというところから始まった。みんながいろんなアイデアを出して、いろんなアプローチをして、この舞台まできた。歴史をつないできた方々の思いをしっかり背負って戦っていきたい。自分達が優勝することによって、その方達の思いも報われると思う。そういう気持ちをしっかり持って戦っていけたらと思います。

今村と比江島、互いに意識

ーーー比江島選手と今村選手はマッチアップする場面もあると思う。攻守でどこを意識するか。

琉球・今村 比江島選手はドライブが得意だと思うので、そこの部分を自分のフィジカルを使ってしっかり止めていきたい。ピックアンドロールも器用なので、使わせる前を意識してやっていきたいと思います。

宇都宮・比江島 すごく能力が高く、スキルも高い。乗らせてしまうと琉球に勢いがいってしまう。リズムを狂わせて、そこを止めることが一番大事。プレッシャーを掛けて、ディフェンスの部分でしっかりやっていきたいと思います。

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長嶺 真輝

投稿者記事一覧

ながみね・まき。沖縄拠点のスポーツライター、フリーランス記者。
2022年3月まで沖縄地元紙で10年間、新聞記者を経験。
Bリーグ琉球ゴールデンキングスや東京五輪を担当。金融や農林水産、市町村の地域話題も取材。

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