沖縄市長選公開討論会 市民所得向上や貧困対策で論戦 JC主催
- 2022/4/12
- 政治
財源確保や所得向上でクロストーク
森山氏「1人当たりの市民所得が41市町村中、下から3番目と低迷している原因についての考えを伺います」
桑江氏「市民所得は下から3番目ですが、前市政の時の2013年には183万8000円まで落ちていて、私が就任し、18年には200万まで上げているわけです。私が市長であり続けるのであれば、さらにアップできると自信を持っています」
桑江氏「学校の給食を完全無料化するために基地交付金を使うと言っている。基地に頼っていくということでしょうか」
森山氏「米軍基地内の固定資産税を補填する交付金を財源に充てます。これは市長裁量でできます。新たな基地を受け入れる防衛省の米軍再編交付金とは違い、本来受けるべき固定資産税を補填するための交付金です。堂々と使っていきます」
森山氏「本格的サーキット場を建設するとあるが、建設場所や規模、雇用について伺います」
桑江氏「本格的なサーキット場を建設するためにモータースポーツマルチフィールドがあります。多くの方が必要だという思いが強くなるほど、建設は早まると思っています。場所は今『どこにつくる』と明言すると、大変なハレーションが起こります。地域と連携して選定に当たるのが行政の土地選出の仕方です。ライダーの人材育成になり、自動車関係のモノづくり拠点になる可能性も秘めています」
桑江氏「LRTの財源のつくり方について考えを聞きたいと思います」
森山氏「国土交通省からの補助率が10分の9.5あります。それを活用すれば市の負担も少なくなる。上下分離方式というのがあり、下の線路は行政側が国と一緒になって作り、上は民間がやるという方式があります。それを進めることで、企業も育つわけです。沖縄市の企業が育って、市民所得がアップされる。LRTをつくることによって、沖縄市の経済が潤うという将来が見えてくると思います」