沖縄市長選まで3週間 候補者の森山政和氏インタビュー

 
自身の実績や政策について語る森山政和氏

 4月24日に投開票される沖縄市長選まで、あと3週間。”選挙イヤー”の渦中にある沖縄において、市長選挙としては1月の名護、南城、2月の石垣に続き4市目となる。これまでの3市は全て自民、公明が推す候補が「オール沖縄」勢力の候補を破り、当選した。沖縄市は県内41市町村の中で那覇市に次いで2番目に多い約14万の人口を抱える。7月に予定される参院選、天王山となる9月の県知事選の結果を占う意味でも注目の選挙となる。

 現時点で、新人で前市議の森山政和氏(73)=立民、共産、社民、社大、にぬふぁぶし推薦=と、3期目を目指す現職の桑江朝千夫氏(66)=自民、公明推薦=が立候補を表明している。素通りする観光客をどう呼び込んで地域活性化につなげるのか。さらに、貧困対策、子育て支援などにどう取り組むのか。

 HUB沖縄では予定候補者の2人にインタビューを実施。本記事では森山氏に出馬を決意した理由や注力する政策を聞いた。

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沖縄市長選まで3週間 候補者の桑江朝千夫氏インタビュー | HUB沖縄

ーーー出馬を決めた理由を教えてください。

 沖縄市は多種多様な文化芸能の宝庫です。スポーツ交流も盛んで、多くの外国人も住んでいて国際的な交流のできる特色ある街です。しかし、現状ではこのような豊かな資源や特色を十分に生かした街づくりがなされていません。市民の所得は低く、貧困問題が深刻化している。このままでは色々な分野での格差問題が顕著になっていきます。

 玉城県政と共に格差のない沖縄市を目指し、人づくり、地域づくり、仕事づくりの視点から改革を行います。打ち上げ花火のような街づくりではなく、昼も夜も人々の暮らしを守り続ける灯台の光のような人に優しい街づくりを目指していきます。

 キャンプ・キンザーの倉庫群の嘉手納弾薬庫知花地区への移設は、市長も断腸の思いと言っていましたが、私は市議時代から反対してきました。基地の強化につながることには反対です。市民の立場で基地問題にも取り組んでいきます。

ーーー市議3期12年の中で有権者にアピールしたい実績は何でしょうか。

 教員の経験から、学校教育と学力向上を一丁目一番地の課題として取り組んできました。学習支援員や特殊支援学級の指導員などの増員に充てられる教育関連の予算は12年前から大幅に増額しました。

 その他にも子ども議会の開催やももやま通り音楽祭の開催、西部地区児童館「やまっち」の建設、循環バス路線西部地区への増設、沖縄市体育協会障害スポーツ部設置などを実現しました。 

国道330号と329号が交わるコザ十字路

ーーーどのように地域活性化を図っていきますか。

 コザ十字路に路面バスや次世代型路面電車など交通の要所となるターミナルを整備し、周辺の再開発を行い、街の賑わいや企業誘致につなげます。ターミナルには市役所の一部機能も配置し、北部、中部、東部の市民サービスの向上を目指します。スポーツによる街づくりを充実させ、ホテルや民宿などと連携を図り、さらなる雇用の拡大につなげます。

 「ビジネスサポート課」を新設し、第一次産業の振興やICT整備に取り組みます。沖縄アリーナで市民1万人による音楽祭も毎年できたらいいなと思っています。

ーーー福祉や子育て政策はどうでしょうか。

 子どもの権利を守るための「新子どものまち宣言」をし、「子どものまち基本条例」を策定します。小中学校の学校給食の無償化、18歳までの医療費無償化も実現したい。通学環境の格差解消にも取り組みます。

 貧困問題も大きな課題です。ヤングケアラーの把握と進学、就職の対策。子育て世帯、一人親への生活、就労支援も充実させたいです。男性と女性の賃金格差もとても大きい。女性が活躍し、多様な生き方を尊重する市政を目指します。空き家などを活用して学童クラブ、子ども食堂、グループホームなどの利用を押し進めます。自治会活動を支援し、地域の見守りや居場所づくりを促進していきます。

ーーー最後にコロナ対策を教えてください。

 ワクチンの3回目接種にスピード感を持って取り組みます。医療、経済的な支援について一本化できる総合相談窓口を設置し、ワンストップでスピーディーに対応します。政府の各種交付金や補助金のメニューを積極的に活用し、経済的な支援策を展開します。沖縄市と同規模の人口がある全国の自治体が行ってきた支援策も調査し、市長就任後にすぐに支援の充実に向けて対応していきます。

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