沖縄県 謝花喜一郎副知事が退任
- 2022/4/1
- 政治
沖縄県は3月31日、4年間の任期を終え、同日付で退任する謝花喜一郎副知事に対する退職辞令交付式を県庁で開いた。各部局長が見守る中、玉城デニー知事から謝花副知事に辞令が手渡され、出席者から大きな拍手が贈られた。交付後、二人は笑顔で握手した後に、謝花副知事は各部局長ら一人一人に対して「ありがとう。ご苦労さま」などと感謝の気持ちを伝えた。
謝花副知事は、花束とプレゼントを受け取った後、職員が通路の両脇に並ぶ花道をゆっくり歩き、大きな拍手で見送られた。
交付式で玉城知事は、知事公室長や企画部長などの要職を歴任した謝花副知事について、「その豊富な知識と行政経験、さらに人脈を生かし、翁長県政時代から今日に至るまで県知事の右腕として県政を力強く支えていただいた」と功績をたたえた。
また、基地問題をはじめ、2022年度から始まる新たな沖縄振興計画の策定のほか、新型コロナウイルス対策や子どもの貧困対策など、県の重要施策の推進や公約の実現に向けて熱意をもって取り組んだと評価した上で「沖縄県の発展に尽力されたその功績は言葉に言い尽くせないものがある」と謝意を述べた。
県庁1階県民ホールでは謝花氏の見送り会が行われ、謝花副知事は「とても楽しい公務員生活を送ることができた。皆さんに支えていただいたおかげだ」とあいさつした。
その上で、「一人一人の力は小さいかもしれないが、みんなが力を合わせれば、大きなことができると思う。ぜひ県民のために頑張ってください」と期待を込めた。
後任には、4月1日付で池田竹州総務部長が就任する。
(記事・写真 宮古毎日新聞)