思い立ちショートトリップで洗骨文化残る粟国島へ 女優・柴田千紘の沖縄めぐり

 

 そして鍾乳洞から出ようとすると外が大雨なことに気付いてしばらく入り口の植物が傘になりながらも雨を感じてその音を聞いてみた。

 やっぱり巨大すぎてそこに立っているのも少し怖い。

 一息ついて、お邪魔しましたとお礼を言って出て行こうとすると、門まで戻ってきた時にはまた雨がほぼやんでそれもまた不思議な感じがする。途中途中にヤギや牛がいて、ここの牛は全身黒のだったから…たぶん食肉になるんだろうな。

 そう思うと複雑だけど開けたところで親子に会えて、人慣れして近づいてきて、ずっと遊んでられると思いました。

 それから粟国島ならではの珍しい海岸に出逢います。

「ヤヒジャ海岸」と呼ばれるここで見られるのはこの赤い地層。白いビーチと青い海とはまた違った魅力のある海岸。

 粟国島は火山の島だったからこんな景色が見れるみたい。この赤と黒は噴火で煮えたぎった溶岩が火山灰の上を流れてできたもの、とGoogle先生は言っておられます。

 私、赤土も大好きで、やちむんを焼く前の泥みたいなのも見ると美味しそう〜っていつも思うし、この地層も同じようになめらかで美味しそう〜と思ってしまいました。誰もいなかったのでしばらく滑らかな赤に直接触れて、見て触れる歴史を満喫しました。

 そのあとは島に何軒かある多分全ての売店に寄ってみて、小さな島ならではの売店の雰囲気を楽しみつつ素泊まりになった宿に持ち帰る泡盛を購入。ぎゅぎゅっとコンパクトな店内には飲み物、ランチパックとか簡単な食べ物、たまに刺身、お肉もありました。

 とりあえず宿に戻ると食堂がしまっていて食事が出ないと言っていたにもかかわらず、500円でお弁当を作ることは可能だと言ってくれて、お願いすると部屋まで運んできてくれました。

男子高校生ばりのボリューム弁当

 シソささみカツ、エビフライ、牡蠣フライ、スープにサラダに枝豆、苺まで…。そのうえ冷蔵庫にもお刺身いれときました、って。

 サービス良すぎる!

 泡盛買ってきて良かった。1人でお部屋で居酒屋気分ですね。これはありがたいし、また回遊魚のシーズンに粟国島に来れたら絶対また泊まって通常の食事付きで予約したい。

 そして翌日は期待通りの晴れ!その週でも珍しくよく晴れて、島に来ていて良かったー!と朝からテンション爆上がりでビーチに行きました。

 ビーチに行くまでの道もひたすら広い畑の間を歩いて行って、ほとんど誰にも会わず、たまに巨大なバッタが飛ぶのを見かけるだけ。静かで、日差しをたっぷり浴びて、ここを歩いてるだけでも幸せでした。

 この日は自転車を借りてなかったけど、近くのビーチまで歩いて20分くらい。前の日の海岸にもそのくらいで行けそうだし、天気が良ければお散歩で充分楽しめます。この道が終わると長浜ビーチのはじっこにたどりつきました。

城下町を上から見てるような不思議な石が並ぶ海岸

 このあたりに出てから左にずーっと歩いて行くと、長く白い浜になりました。そしてさすが離島の海の綺麗さ!

 どうしてこんな色になるんでしょう。美しくて冬でも飛び込みたくなる!
 この辺では亀にもよく会えるそうです。すぐ近くにいるらしいからビーチで日光浴してる間にも見れそうですよ。

 ここでたまたまなにかの工事で働いていたお兄さんがジェントルにもビーチの上にあった木陰のベンチの砂を払ってくれて、景色を眺めるのにここがいいよと教えてくれました。
 その日は帰りの船までこのビーチ以外に行こうと思っていたところはないので、流れにまかせて過ごすだけ。そんな時間を過ごすのは離島の醍醐味ですね。

 次回もダイビングはしつつ、なんにもしない日も含めてのんびり来ようと思います。

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柴田 千紘

投稿者記事一覧

千葉県出身、旅人/作家/女優。長年所属していたオスカープロモーションを昨年退社して絶賛フリーランス中。

出演映画に、大根仁監督「恋の渦」ヤンイクチュン監督「しば田とながお」内田英治監督「身体を売ったらサヨウナラ」園子温監督「リアル鬼ごっこ」など。
著書には「ショートショートの宝箱」IとII。どちらも著作短編小説収録(光文社)。さらに、旅中に現地で撮ってもらった写真と経験を綴った旅本「HIT AND RUN」を自費出版して手売り中。
世界旅とダイビングと乗馬が趣味。最近は千葉の館山と沖縄にいることが多い海と夏女。赤提灯系大衆酒場をこよなく愛する。

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