新しい沖縄観光の顔「ミス沖縄」に3人選出 4月から活動開始

 
第40代ミス沖縄に選ばれた(左から)スカイブルーの翁長愛音さん、コバルトブルーの當山可凜さん、クリーングリーングレイシャスの新垣佳菜江さん

 沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)は「第40代沖縄観光親善大使 ミス沖縄」の最終選考会を那覇市のダブルツリーbyヒルトン那覇首里城で開催した。一次・二次審査を経て残ったファイナリスト10人の中から、スカイブルーに翁長愛音(えでぃっと)さん、コバルトブルーに當山可凛さん、クリーングリーングレイシャスに新垣佳菜江さんが選出された。

 3人は観光についての研修を重ねた後、4月から来年3月まで観光親善大使としてさまざまな活動で沖縄をPRする。

「たくさんの人に沖縄の魅力届ける」

 スカイブルーに選ばれた翁長さんは「夢の舞台に立てたことでももう胸がいっぱいです。自分の沖縄への愛がしっかりと届いて安心しました。でもここからがスタートです。ミス沖縄として多くの人に魅力を届けたいと思います」と抱負を話した。

「BEGINの『いつの日かこの島を離れていくその日まで/大切な物を深く知っていたい』という歌詞に背中を押されて出場を決めました」と選出された感想を語った當山さんは、嬉しさに涙をにじませた。「もっと沖縄のことを知り、その魅力をたくさんの人に知ってもらいたいという初心を忘れず精一杯がんばっていきたいです」

 クリーングリーングレイシャスの新垣さんは「これまで教育の分野学んできた、分かりやすく伝える力と観光を掛け合わせて、県内外の人たちに沖縄の素晴らしさを分かりやすく伝えていきたいと思います」と笑顔を浮かべた。

 OCVBの下地芳郎会長は総評で「ファイナリストに選ばれた10人は拮抗していました。その中から選ばれた3人には、4月から沖縄観光の顔として活躍し、国内外にしっかりと沖縄を発信することを期待します」と述べた。

第39代の3人からミス沖縄の「たすき」を引き継ぐ

コロナ禍のミス沖縄

 また、新型コロナウイルスの影響で任期が1年間延長され、異例となる2年間のミス沖縄就任となった第39代のメンバーに対して下地会長は「2年間ありがとうございました。新しい試みとその思いは今後にも引き継がれていくでしょう」と労った。

 第39代の岩本華奈さん、山里ひかるさん、新里瑞紀さんの3人はコロナ禍によって、例年のミス沖縄に比べて県外での活動が制限される中でYouTubeチャンネルをスタートして沖縄観光をPRするなど、これまでとは違う活動を展開した。ちなみにミス沖縄のチャンネルは登録者数1万人を突破し、立ち上げ当初の目標を達成している。

 新たなミス沖縄の審査中、3人が第39代としてのこれまで活動内容を動画で紹介する際には、感極まって溢れ出す涙をぬぐう場面もあった。

コロナ禍で2年間ミス沖縄を務めた(左から)岩本華奈さん、山里ひかるさん、新里瑞紀さん

 一方で、運営に関して出場者を審査する審査員10人のうち女性が2人という点が少し気になった。沖縄県だけでなく、日本や世界中の時代の動きとして「多様性」や「SDGs」についての議論が日常的になされている現在、ミスコンのあり方も問われている。

 ミス沖縄を継続していくにあたり、これまでとは違った視点を取り入れる必要もあるだろう。コロナ禍もあって観光を含めた経済や社会が新しいフェーズを迎えている中で、ミス沖縄も時代に即した形で今後活躍することを願いたい。

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真栄城 潤一

投稿者記事一覧

1985年生まれ、那覇市出身。
元新聞記者、その前はバンドマン(ドラマー)。映画、音楽、文学、それらをひっくるめたアート、さらにそれらをひっくるめた文化を敬い畏れ、そして愛す。あらゆる分野のクリエイティブな人たちの活動や言葉を発信し、つながりを生み、沖縄の未来に貢献したい、と目論む。

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