沖縄でオミクロン株初確認 米軍基地従業員の男性

 
沖縄県庁

 沖縄県の玉城デニー知事は17日、県庁で臨時会見を行い、米軍基地キャンプ・ハンセンに勤務する基地従業員の男性(50代)が新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」に感染していたことが分かったと発表した。県は、このほか基地関係者1人と、その接触者1人もオミクロン株の可能性があるとみてゲノム解析を進めている。沖縄で同変異株の感染が判明するのは初めて。

 感染が判明した男性は、うるま市の在住。12日に症状が出た後、PCR検査で陽性となり、県衛生環境研究所のゲノム解析で17日に同変異株と確認された。男性は、ワクチンを接種していたという。家族や職場の同僚など約10人の濃厚接触者について、保健所が調査している。

 県は同日、キャンプ・ハンセンで99人の感染が確認されたことも明らかにした。今月初旬に米本国から沖縄の基地へ直接移動してきた2つの部隊で大規模な感染が発生しているが、ゲノム解析が行われていないためオミクロン株による感染かは分からないという。

玉城デニー知事

 県によると、米軍は同部隊での感染について、部隊移動時に設定している行動制限期間内に陽性を確認しているため地域住民との接触はなく、民間空港の利用もなかったと説明している。

 玉城知事は、オミクロン株への感染が確認された、うるま市の男性について「(大規模な感染が発生した部隊が)感染隔離されている直接の職場ではないと考えている。ただ、同じキャンプ・ハンセンでの感染なので、何らかの関わりはあるだろうとして追跡調査をしている」と述べた。

 県は、感染が確認された部隊のゲノム解析を県内で行うよう提案したものの、米軍は個人情報の秘匿を主張して応じなかったほか「在日米軍施設内でゲノム解析を行う機器がない。必要であれば米本国で検査する」としているという。県は、引き続きゲノム解析の実施を求めていく方針。

 玉城知事は、「米軍基地、特にキャンプ・ハンセン関係者は外出を控え、人との接触を避けるようお願いする。沖縄県総合運動公園(沖縄市)に設置している県の接触者PCRセンタ―で、18日と19日、ドライブスルー方式で無料PCR検査を行う。時間は両日とも正午から午後8時まで。米軍基地内の陽性者と接触があった方など感染が心配される方は、気軽に検査を受けてほしい」と呼び掛けた。

(記事・写真 宮古毎日新聞)

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