世界のウチナーンチュの日 沖縄訛りでりゅうちぇるさん「ルーツに誇り」
- 2021/11/8
- 社会
テレビではなかなか見ることのない自然体の沖縄訛りで終始語っていたりゅうちぇるさんは、沖縄のアイデンティティが世代を重ねることに薄れてきているのではないかと問われ「特に上京してからは沖縄の言葉から感じられる愛情に気づかれました。沖縄は『オンリーワンだな』というふうに思います。誇りを持つためにはしっかりルーツを知ることが大事だと思います」と答えた。
アルベルトさんは、沖縄に来てペルーの良さも認識できた経験から「今のウチナーンチュのアイデンティティが薄れているとは思わないです。外に出る機会があれば絶対分かるはず」と語った。
第1部の最後には、アルベルトさんが、ウクレレと三線を基にした楽器「サンレレ」を手に曲を披露。りゅうちぇるさんは「パワーをチャージできて、また東京で頑張れそうです。より沖縄を誇りに思えた日になりました」と締めくくった。
記念日提唱者「ちむぐくるを統一したい」
第2部では「何した?何するウチナーンチュの日」と題してパネルディスカッションを行い、今後の「世界のウチナーンチュの日」の在り方について意見を出し合った。進行役は、沖縄キリスト教学院大学の新垣誠教授が務めた。
提唱者の1人、比嘉アンドレスさんは制定に向けて動き出した理由として「海外のウチナーンチュとこの島のウチナーンチュのちむぐくる(≒真心)をどうにか統一したいという気持ちでいっぱいでした」と語る。アルゼンチンをはじめ海外諸国には、自らの国や民族そのものを祝う日があるというが、沖縄にはそのような日がなかったことから「考えとしては単純でした。『そういう日がないから作ろう』ということでした」と述べる。