「離島に魅力感じて」 オンライン体験販売開始
- 2020/12/25
- 経済
玉城デニー知事は25日、県庁で記者会見を開き、新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえ、非接触型・非訪問型の「離島オンライン体験プログラム」を本格的に販売開始すると発表した。離島の安定的な観光収益の獲得を目指し、今年度末までに、参画事業所数150社と、オンライン体験者数5400人を目標に定めている。
同事業は、オンラインを通じて安全に離島の魅力を感じることができる体験プログラムの造成を支援する県主催の「2020年度離島オンライン体験サポート事業」を受託したパム・コークリエーション(那覇市)と、アクティビティジャパン(東京都)が共同事業体として実施するもの。
東洋一美しいとされる宮古島の「与那覇前浜ビーチ」、座間味島の自然観察ガイドツアー、西表島幸運の滝を目指したマングローブSUPツアーなどを、オンラインで体験することができる。
県庁で行われた会見で玉城知事は「オンライン体験を通じて離島の美しい海や風景、文化、そして島人(しまんちゅ)との温かみのある交流を通じて沖縄を感じていただきたい」とPRした。
会見に参加した宮古島大使のリアルまもる君は「まだ、沖縄の離島に行ったことがないという観光客もオンライン体験を通じて事前に島のことを学ぶことで、来島した際に楽しみが2倍になる」と強調した。宮古島の企業によるサトウキビから黒糖を作るプログラムも実演された。
オンラインプログラムを体験した玉城知事は「ステイホームしながら離島に行った気分になることができるので、ぜひ体験してほしい。やみつきになると思います」と呼び掛けた。全員が参加するサトウキビのクイズなども楽しんだ。
同日は、沖縄離島オンライン体験に使える500円割引クーポン(先着2000人)が当たるキャンペーンの開始も発表された。詳細については特設サイト(https://ritohaku.okinawastory.jp/online-tour/)からアクセスできる対象サイト(ACTIVITY JAPAN、たびらい、アソビュー!、沖楽)で確認できる。
同日時点の離島オンライン体験は、宮古島、石垣島、竹富島、西表島を含む県内の14離島の104事業所が参画し、35プランが販売されている。
(記事・写真 宮古毎日新聞)