玉城知事、2週間ぶりに登庁 本格的な公務復帰は14日から
- 2020/12/10
- 政治
細菌性肺炎と診断されていた玉城デニー知事は10日、2週間ぶりに県庁に登庁した。本格的な公務復帰は14日からになる見通し。
登庁した玉城知事は、記者団に対し「今回は、私の体調不良によって多くの県民の皆さんにご心配をお掛けした。議会でも、謝花喜一郎、富川盛武両副知事に答弁を代わっていただいて、議会の進行にもご迷惑をお掛けした」と述べた。10日は、新型コロナウイルスに関する県の対策本部会議に出席し、県民に向けたコロナ対策のコメントなどを発出する。
玉城知事は、11月26日に体調不良を訴えて公務を休み、同日夜からは38度以上の発熱があったため医療機関を受診したところ、細菌性肺炎のため約1週間の入院が必要と診断された。PCR検査は陰性で、12月5日には退院していた。
玉城知事 一問一答(抜粋)
玉城知事:今回は、私の体調不良によって多くの県民の皆さんにご心配をお掛けし、また、議会でも謝花、富川両副知事に答弁を代わっていただいて、議会の進行にもご迷惑をお掛けしたということは、お詫びしたいと思います。午前中、病院で診察を受けて参りました。レントゲンを撮った結果、まだ、肺炎の若干影が肺に残ってはいるんですが、それは、おそらくこれから回復していくでしょうということで。
現在の状況では、肺の呼吸音も、血中酸素濃度も十分足りているということで、ただ、まだ、ちょっと喉が痛くてですね、咳や鼻水が出たりしているんですが、数日の公務に対応するには、まだ時間がかかるかもしれませんが、体を慣らしていくことは問題ありませんということでしたので、今日、明日と短時間ではありますが登庁させていただいて、徐々に慣らしていきたい。
体も、どうぞ十分運動してくださいということではあるんですが、ただ、終日、議会のようにその場で拘束されるという状況は、まだちょっと体力とも十分相談しながら様子を見てくださいということでしたので、まずは本日、新型コロナウイルス対策本部会議が開催されますので、そこで、またさまざまな最新の情報を得て、分析をしつつ、コメントなり県民の皆さんへのお願いなどを発出していきたい
記者団:今日で公務に復帰される?
知事:今日出て、明日また出られるかどうか分からないですけれども、できれば、来週月曜日(14日)からを正式に公務復帰するという形にさせていただければと思います。
記者団:(10日)夕方のコロナの会見は知事の方で対応する?
知事:はい。対策本部会議を行った後、コメントを発出したいと考えています。
記者団:改めて、今の体調は?
知事:昨日も一昨日も、議会中継を、公舎で静養しながらですが見させていただいて、一生懸命、真摯に答弁を答えさせていただいていること、議員の皆さんから様々な意見、提案をいただいていることについても、静養中ではありましたが、形を変えて考えを整えることができたと思います。これからも、できるだけ体調を回復させていって、市町村の現場、市政の現場にも、足しげく通えるように、体力をしっかりつけていきたい。
(記事・写真 宮古毎日新聞)