沖縄県内から1万人超参加 那覇発クルーズの成果発表

 
那覇発着クルーズの成果を報告した谷村社長=3月25日、沖縄県庁

 国内外の旅行を提供するジャンボツアーズ(本社・那覇市)の谷村勝己社長はこのほど、沖縄県庁で会見し、今年1~3月に実施した那覇発着で宮古・石垣・台湾に寄港するクルーズ企画について成果を報告した。

 14回のクルーズが実施され、同社の商品には県内から約1万800人、沖縄以外の国内が約1900人、韓国550人、米国その他250人が参加した。14回のうち、強風のため2回は宮古への寄港を避ける「抜港」があった。

 同社は、沖縄以外の国内からの集客で1万人を目指していたが、売り出しが昨年9月後半からだったため伸びが鈍かったという。谷村社長は、「今年は、最低でも3カ月早く発売していきたい」と述べた。

 また、欧州市場へのアプローチを強化するといい、京都・大阪・奈良での旅行と、那覇発着クルーズをつなげた商品を開発。谷村社長は「(乗客の)主力は日本人になると思うが、欧州と北米大陸(からの乗客)にも、沖縄や宮古、石垣、台湾を楽しんでほしい」と力を込めた。

 このほか、「公海上をクルーズしているので、県産品の良い物をノータックスで買えるようにして、船の寄港とは関係ないエリアにも、クルーズを通して経済効果があったとできるようにしていきたい」と強調した。

 宮古・石垣などでは二次交通が不足していることや、強風で寄港できない場合への対応を調整していく必要性を指摘した。


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