日本維新の会の藤田文武幹事長は６日の記者会見で、下地幹郎前衆議院議員について「除名処分を撤回する」と発表した。藤田幹事長は撤回の理由を「これまでも人間関係は継続してきた。沖縄における、われわれの党勢拡大に貢献したことを評価した」と説明した。

　下地氏は2020年、中国企業に関連する個人から１００万円を受領した事案をめぐり同党から除名処分を受けていた。同事案で、下地氏は政治資金収支報告書を修正した。

　藤田幹事長は「処分を取り消すのではなく、今後の効力を無くすということ。今後は、除名処分ではないという扱いになる」と話した。

　一方で、「公認や復党は、本人も求めないとしている。われわれが、それを促すということもない」とも述べた。

　下地氏は８日午後、処分の撤回を受けて那覇市で会見を開く予定。

（記事・写真　宮古毎日新聞）