キングス・今村「エバンスとの対戦うれしい」 Bリーグオールスター、先発が意気込み
- 2022/12/8
- エンタメ・スポーツ
プロバスケットボールBリーグは12月8日、来年1月13、14の両日に茨城県水戸市のアダストリアみとアリーナで開かれるオールスターゲームに向け、ファン投票でスターティング5に選ばれた選手10人のオンライン会見を開いた。「B.BLACK」(以下、ブラック)の琉球ゴールデンキングスからはジャック・クーリーと今村佳太が参加し、意気込みを語った。
クーリー「サイズと同じチーム楽しみ」
86,210票を獲得したクーリーはブラックのSF/PF/C枠で2位に入り、75,054票の今村は同じ枠で3位となった。
選出の受け止めについて、クーリーは「非常にワクワクしています。前回も選出されましたが、中止になったので、今年はプレーできることを楽しみにしています」とコメント。今村は「僕もすごく楽しみですし、選出は本当にうれしい。皆さんを楽しませられるプレーをしたいです」と意気込んだ。
対戦が楽しみな選手を問われると、今村は昨季までキングスに所属した「B.WHITE」(以下、ホワイト)のドウェイン・エバンス(広島ドラゴンフライズ)を挙げ、「素晴らしい祭典で元チームメートと一緒にプレーできるのはすごくうれしいです」と話した。味方には今回、139,078票を獲得して全体で最多得票となった河村勇輝(横浜ビー・コルセアーズ)や篠山竜青(川崎ブレイブサンダース)らリーグトップクラスのポイントガード陣がいるため、「本当にパスが上手なので、僕が何もしなくても点が取れるんじゃないかと思う。すごい楽しみです」と笑みを浮かべた。
クーリーは「本当に素晴らしい選手が揃っていますが、セバスチャン・サイズ選手(アルバルク東京)と同じチームで試合ができるのは非常に楽しみです」と語り、普段のライバルとインサイドコンビを組むのを心待ちにしているようだった。
オールスターを巡っては、今年は沖縄アリーナで開催予定だったが、コロナ禍で中止となり、沖縄開催は次回の2024年となっている。それを念頭に、今村は「今回、しっかりと皆さんを楽しませるプレーをすれば、来年の沖縄開催に良い影響が出るんじゃないかと思っています」と気を引き締めた。
フリッピン、桶谷HCも選出 キングスU18からも須藤、佐取が参加
キングスからはその他、ブラックのヘッドコーチに桶谷大HCが就く。
アジア枠と若手の選手で構成されたチームで戦うアジアライジングスターゲームでは、「RISING STARS」にコー・フリッピンが選出され、チーム内で最多得票を得たため主将も務める。フリッピンはダンクコンテストにも出場する。
スキルズチャレンジにはキングスU18の須藤春輝が選ばれ、このカテゴリに唯一ユース年代から参加する。U18オールスターゲームには、須藤のほか、同じくキングスU18の佐取龍之介が出場する。
メインのオールスターゲームでは、ホワイトで並里成(群馬クレインサンダーズ)と狩俣昌也(B2・長崎ヴェルカ)の沖縄出身選手が推薦枠で選ばれた。そのほか、元キングスのジョシュ・スコット(宇都宮ブレックス)やエバンス、古川孝敏(秋田ノーザンハピネッツ)、橋本竜馬(レバンガ北海道)も出場し、ヘッドコーチもキングスの元ヘッドコーチである佐々宜央氏(宇都宮HC)が務めるため、沖縄のバスケファンにとっては見逃せない祭典となりそうだ。