野球の「琉球ブルーオーシャンズ」一時休止 コロナ禍で経営厳しく

 

 沖縄初のプロ野球球団である琉球ブルーオーシャンズが11日、同日付けで活動を一時休止することを球団ホームページで発表した。2019年の発足直後からコロナ禍に見舞われ、厳しい経営状態に陥っていることが要因。現在「新たなスポンサーと協議中」とし、正式に決定次第、報告するという。

12月10日のトライアウトも中止

 現在、ホームページに記されている選手は6人。球団のSNSでは、今シーズン最後の合同自主トレが中止となった11日にも、室内で筋力トレーニングなどに汗を流す選手たちの様子をアップしていた。同日、12月10日に予定していたトライアウトも中止することを発表。チーム活動が再開後、再日程が決定後にリリースする予定という。

 「沖縄の地をリスペクトし、県民と共に歩み、共に繁栄する」を球団理念に掲げ、将来的には日本プロ野球機構(NPB)入りを目標に発足した琉球ブルーオーシャンズ。

 コロナ禍でほとんどまともな活動ができず、発表では「活動が大きく制限されるなど、厳しい経営環境下での舵取りを迫られました。その後も活動を続けてまいりましたが、長引く新型コロナの影響により、依然球団を取り巻く環境は厳しい状況にあり、今年度のチーム活動が終了しました本日を持ちまして、活動を一時休止することと致しました」と説明した。


長嶺 真輝

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ながみね・まき。沖縄拠点のスポーツライター、フリーランス記者。
2022年3月まで沖縄地元紙で10年間、新聞記者を経験。
Bリーグ琉球ゴールデンキングスや東京五輪を担当。金融や農林水産、市町村の地域話題も取材。

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