朝ドラ「ちむどんどん」で県がオリジナルロゴ 「美味しい沖縄」アピール

 
沖縄県ホームページより

 沖縄の「食」をテーマの一つとしたNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」が4月11日から放送開始されるのを前に、沖縄県がプロモーションを行うためのオリジナルロゴマークを制作した。コンセプトは「ちむどんどんしながら、美味しい沖縄を”どんどん”盛り上げよう」。県事業のほか、県内事業者にも活用してもらい、沖縄の食を内外に広くアピールする。

「沖縄料理を食べ尽くす」

 ちむどんどんは「胸がワクワクする」ことを意味する。カラフルな色のロゴには、様々な意味を込めた。

 番組タイトルの「む」の文字の一部には本島北部地域の特産品であるシークワーサーの輪切りをかたどり、「沖縄」の文字の両脇には赤と黄色が特徴の沖縄の箸「うめーし」を配置。「沖縄料理を楽しく食べ尽くすことをイメージ」した。

 音符は沖縄の音楽を表し、タイトルを囲む輪は平和や和み、ゆいまーる(助け合い)、優しさを表現する。輪の上部はオレンジ色で太陽、青色の下部は海という意味を込めた。

県産品パッケージに添付で産業振興に

 用途は県事業で実施するイベントやウエブサイト、SNSなどで使用し、番組放送終了後のイベントでも使うことを想定する。沖縄県産品を取り扱う民間事業者の商品パッケージに添付することも調整しており、産業振興に繋げたい考えだ。

 使用申請は4月5日から開始する。準備が整い次第、県のホームページなどで公表する。

復帰50周年 やんばる出身兄妹の絆描く

 沖縄は今年で日本復帰50周年の節目を迎える。

 ちむどんどんは沖縄が米国統治下だった時代に本島北部の「やんばる」地域で育った4兄妹の次女・比嘉暢子(のぶこ)が、1972年の日本復帰と同時に上京し、西洋料理のシェフを目指す物語。遠く離れた家族の絆に励まされながら故郷の「食」に自分らしい生き方を見出し、沖縄料理店を開く。

 ヒロインの暢子は黒島結菜さん、母親役は仲間由紀恵さんといずれも沖縄出身の女優が演じる。脚本は「パッチギ!」や「フラガール」などの作品で知られる羽原大介さん。主題歌の「燦燦(さんさん)」を歌う三浦大知さんや、語りを務めるジョン・カビラさんなど沖縄出身の著名人が脇を固める。

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