シングルマザー子連れ沖縄旅行紀① 女優・柴田千紘の沖縄めぐり
- 2022/1/28
- 食・観光
旅を愛する女優・柴田千紘さんに、沖縄リピーターの立場で見た沖縄を素直な視点で描いてもらう紀行日記。今回はシングルマザーの友人とその子どもたちとともに“子連れママ目線”から見た沖縄旅を綴る第1弾。
■後編コラム
シングルマザー子連れ沖縄旅行紀② 女優・柴田千紘の沖縄めぐり | HUB沖縄
はいたい!
沖縄でコート着てても寒くて驚いてます。皆さん体調崩されてないですかー?
私は年末年始、そんな寒さも気にしない元気な怪獣…赤ちゃん達とパワフル母ちゃんと過ごしました。リラックスしに沖縄に…と言っても子連れ旅は私の想像以上に大変そうで、食べるものまでも常に子供中心で、到着直後から母ちゃんには試練のようでした。
0歳の女の子と2歳の男の子を連れて女1人でいつもの家を離れて年越しをした勇者はこの方。
山口紘実さん。私柴田とは高校一年生からの友人で、出会いはblogアイドルとかいうよく分からない、そしてお察しの通り少しも流行らなかったジャンルのアイドルグループを組まされて渋谷に集められたメンバーの1人。
東京の別の高校からそれぞれ可愛い制服を着て集まってきた女子高生たちは、何もなくても無敵な輝きだけは身に纏って、それはそれは無駄に時間を使っていました。
かつては六本木で朝までブイブイ…(昭和感出しすぎ。ところでブイブイってなんの音?)いわせてた女の子がいつのまにやら二児の母です。ちなみに私は彼女のことをぐちこと呼んでるのでこの先ぐちこと書きます。愚痴ばかり言う子なわけじゃなく、山口のグチです。
人生って10年くらいは大して変化がわからないこともあれば、2、3年で激変してることもあって不思議ですよね。特にちょっと前には無かった命がそこに立ってるって…。彼女が一人目を妊娠したときは私にとってもBIG NEWSでした。今では子育てしながらもヨガの先生…セルフ骨盤メイクという彼女独自のメソッドを開発してボディメイクのサポートをしています。それを積極的にblogやTikTokや YouTubeでもばんばん発信したり、とにかくエネルギーがすごい。
そんな彼女が2人目の子を育てながらパートナーに手を焼いて、それでも試行錯誤して頑張っていたんだなと思ってたらついに関係を解消して「子供たちを連れて沖縄に行く!」と、年末になんだかすっきり報告してくれたのです。今思えば吹っ切れたように見せていただけかもしれませんが、沖縄旅行は新しい環境への挑戦の一歩だったのでしょうか。
沖縄に本人達が到着する前から準備は進んでいて、まず二人乗り用のベビーカーや車につけるチャイルドシートを先に滞在先に送っていました。
沖縄は車がないと何もできないって思ってる人が多いんじゃないでしょうか?
実際のところ那覇観光ならゆいレールでどこにでも行けるし、北部でも南部でも時間はかかるけどバスが出てるし、那覇の国際通りからもそんなに遠くない泊港から魅力的な離島へのフェリーも沢山出ているし、コロナじゃなければヒッチハイクも簡単に捕まりそうなので一人であれば車がなくてもなんとでもなるんですが、「コロナじゃなければ」「1人であれば」です。
私はいつも身軽なので実はこれだけ長々と沖縄に滞在しているのに車の免許がなくて、それでもとても充実していますが、小さい子供を連れていると、車がないと本当にどこにも行けないんだなということを今回実感しました。
共通の知り合いに車を出してもらって私も乗せてもらい空港に迎えに行くと、さっそく到着後のトイレで上の子がグズってなかなか出口から出てきません。なんとかトイレから出るために相当戦ったようで、出てきた時は母ちゃん涙目で既にぐったりしていました。