「目指すは登録者数1万人」ミス沖縄がYouTubeで毎日配信中
- 2021/9/25
- 食・観光
「指笛の吹き方講座!あなたも必ず吹けます♪」「沖縄県民に『沖縄あるある』聞いたら共感しかなかった」――。これらのポップかつローカルなフレーズは、沖縄のさまざまな魅力を県外、いや世界中に発信するミス沖縄の公式YouTubeチャンネル「ミス沖縄のおきなわ観光TV」にアップされている動画タイトルの一部だ。チャンネルに並ぶ動画の数は9月24日現在で306本になる。
コロナ禍で移動を伴うPR活動が困難になってしまったことをきっかけに、今年から「毎日更新」と「登録者1万人達成」を掲げて動画配信を始めたという。企画から撮影、そして編集までミス沖縄本人たちが手掛ける地域密着型の動画には、親しみや一生懸命さ、そして何より出演する彼女たちの楽しんでいる様子が映り込んでいて、思わず応援したくなる。
ミス沖縄スカイブルーの岩本華奈さん、コバルトブルーの山里ひかるさん、クリーングリーングレイシャスの新里瑞紀さんの3人に話を聞いた。
ピンポイントな沖縄情報を次々発信
動画配信の企画が立ち上がったのは昨年末のこと。現在の第39代ミス就任の頃におりしもコロナが流行り始め、従来ならば国内外で年間400本以上こなしていたはずの出張も激減した。こうした状況を受けて、今後どんな風に沖縄の魅力を発信していくかという話し合いの中で出た案がYouTubeでの毎日配信だった。
ミス沖縄メンバーはもちろん、沖縄観光コンベンションビューローとしても初めての試みで、全員が全くの初心者。文字通り完全に手探り状態からのスタートだった。2021年元日から配信開始だったため、前年12月は連日の打ち合わせや練習・編集続きで、気がついたら年が明けていたという。それからもずっと試行錯誤を続け、日々内容をブラッシュアップしている。
「自分たちで企画・撮影をして、週に2本ペースで自分の動画をアップするんです。本数が多い中で、紹介したい場所や好きな場所をどんな映像にするか日々考えるようになりました」と岩本さん。配信を始めた当初は沖縄や観光地のことを概要的に紹介していたが、今は「ニッチでローカルな沖縄の情報を届けると皆さんが喜んでくれる」と“ピンポイント”なテーマ探しに手応えを感じている。
岩本さんの言葉通り、チャンネルの動画のタイトルやサムネイルをたどってみると、テーマが良い意味で「狭く深く」徐々に変化していく様子が分かる。その推移を見るのもまた一興だ。