沖縄の薬物事情 入手ルートはどこからどこへ

 

 今年に入って、大麻や覚せい剤など、薬物系の犯罪で未成年が摘発される例が多く報告されている。誰でも簡単に違法薬物は手に入れることができるものなのか。周囲に大麻を使用する知人が複数おり、県内の薬物流通ルートに詳しい男性に話を聞いた。

大麻への罪悪感薄れる若者世代

 「大麻をやっている若者が、そのことを隠さなくなっています」とその男性は真っ先に指摘した。「あまり悪いものではない物、というように、考え方が軽くなっていると思うんです」。実際に、大麻を推奨するようなテーマの音楽も若者の間で人気を集めるなど、日本でも大麻はかつてより身近な存在となっていると言える。米国では州によって合法、西欧でも多くの国で合法もしくは非犯罪化されているなど、他の違法薬物とは区別して考えられている。
 その流れを受けてか「大麻をやっている人の罪悪感としては『中高生がタバコを吸っている』程度の感覚になってしまっていると思います」と男性は語る。合法化の進む海外では、大麻ビジネスを見越して多くの企業が立ち上がっている現状から「世界的にも“流行って”います。完全にブームです」と説明する。大麻を解禁しつつある米国は、一方で4月、メンソールタバコとフレーバー付きの葉巻を禁止する方針を打ち出すなど、大麻とタバコを巡る認識や違法性が逆転しつつあり、そのことなどが少なからず日本社会にも影響を与えているとも考えられる。

個人間売買が主流の沖縄

 「たまたまどこかで大麻を持っている人と知り合って、好奇心から試してみて『いいな』と思ったら、直接売っている人を紹介してもらって。もしもその人自身も『良いバイトになりそうだな』と思ってきたら、その人自身も売る側に回ることだってあります」

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