和漢薬膳師芸人・さーきーの医食同源!①意外と身近な薬膳の世界
- 2021/5/20
- 食・観光
それでも何とか生薬を扱っている漢方薬局で冬虫夏草を高額で購入して、調理して…。
そういった苦労を重ねて薬膳を作ったとしても多分、味は簡単に作ったカレーに負けるんじゃないかなぁと私は思います。
労力と美味しさが見合っていないといったところでしょうか。(もちろん栄養は抜群なんだけどね)
こう言った理由もあって薬膳は「難しそう」や「美味しくなさそう」というイメージがあるのではないのでしょうか。
「やっぱり薬膳ってハードルが高いじゃん!こんなんだったらカレー作るわ!」となったそこのあなた!薬膳から離れてしまう前にちょっとだけ待ってください!
ハードルが高いならハードルを下げちゃえば良いじゃない!
マリー・アントワネットが言いそうなタイトルが出ましたが、決してふざけているわけではありません。
冬虫夏草で作る薬膳のハードルが高いのであれば、別の材料で薬膳を作ってハードルを下げればいいのです。
要するに「冬虫夏草と同じような効果を持つ材料で新しい薬膳料理を作っちゃおう!」ということ!
例えば、冬虫夏草に含まれる、保湿性が高く肌のみずみずしさを保つ「マンニトール」を料理に取り入れたいのであれば、同じくマンニトールが豊富なわかめなどの海藻で代用しちゃいましょう!
わかめだったらスーパーでも気軽に買えるし、お財布にも優しいですよね。
薬膳には必ずこうしなければならない!なんてガチガチのルールはありません!
ハードルを下げた分、本格的な薬膳よりも栄養素は低くなってしまうかもしれませんが「ハードルが高いから作らない」よりも「ハードルを下げて、それなりな薬膳を作ること」が健康に繋がる気がしませんか?
やらないよりもやったほうが得ってやつです(笑)
先ほど紹介したチムシンジも、もしかしたら「こんな特殊な食材集められるかよ!沖縄にある食材で作ろうぜ!」となったうちなーんちゅが新しく作った薬膳かもしれないですね(笑)
皆さんもぜひハードルを下げた自分なりの薬膳、作ってみませんか!?
長くなってしまいましたが、この記事を読んでみなさんの薬膳に対するイメージが少しでも変わればいいな〜!