石垣島、五感で楽しむ植物園「石垣島サイエンスガーデン」
- 2021/5/7
- 食・観光
石垣島サイエンスガーデンでは「ヒスイカズラ」の美しさが近年話題で、今年はシーズン中1週間の間に1000人もの人が訪れた。ヒスイカズラはフィリピン諸島原産で、原産国では絶滅の危機にあるという。ヒスイカズラは間もなく終わりを迎えるタイミングではあったものの、エメラルドグリーンの美しい花を見ることができた。また、太陽のような色が特徴的なマイソルヤハズカズラが最盛期を迎えていた。
季節や時間帯によって変化する景色
園内に足を踏み入れると、一年中咲き乱れる熱帯スイレンに、パッションフラワーの見本園や、100種類以上のプルメリアの花、ハーブ類、カンムリワシやキンバト・セマルハコガメ等の天然記念物なども視界に飛び込んでくる。また、マングローブ林もあり、海浜生物の観察もできる。
この日は干潮だったため、土の上でヒレを使って動き回るトントンミーの姿を見かけた。時間が経ち満潮になると海水が入ってきて、景色が変わる。高木さんは「ここから見える木の、どれがマングローブだと思う?」と、子どもたちの好奇心を刺激する質問を投げかけてくれる。ツアーで話す内容は参加者の反応や好みによって変えているそうで、一期一会のオリジナルツアーが体験できる。
「これは食べられるよ、食べてごらん」と勧められ様々な植物を口にした。普段偏食がちな息子もおそるおそる口にしていたのに驚く。40年以上無農薬で栽培しているという園内の植物は、安心して口にできる。