国内初 沖釣り船マッチングサービス スイベルが6日リリース

 
サービス開発の様子(スイベル提供)

 「アンケートで『沖釣りはしたいけど、メンバーを集めるのが大変』という意見をもらったんです。調べてみると、乗り合い船の業界はネット対応が進んでいなくて、沖縄県内でホームページを持っているのは10%以下。全国的にみても先行しているサービスがないとわかりました。月に1回釣りに行く人は全国に13万人もいるので、ビジネスチャンスは十分ある」

県外客も見越してブラウザサービスに

 当初はアプリ開発を考えていたが、県外から来る釣り人のニーズもあると考えて、アプリなしでも簡単に利用できるウェブサービスに切り替えた。
 釣り人の利用は無料で、最初のうちは船の登録も無料にする。サービス開始前の時点で、登録されている船の数は13隻。当面の目標は、沖縄県内の船でホームページがある約50隻の登録だ。

 「船長は楽しい釣り方を知っているけど、利用客には十分に伝わっていない。noriaiを通じて、船長の魅力も届けることができる。乗り合い船の情報を透明化して、他人同士と乗るという釣り人の不安や、知らない人同士を乗せるという船長の不安を解消したい。乗り合いによる釣りライフがもっと身近に、安全に、楽しくなると考えています」

 不登校時代の支えになった「釣り」をテーマにビジネスの道へ。大城さんは「不登校だった自分でも、好きなことで生きられることを証明したい」と笑顔を見せた。


スイベル株式会社ホームページ
https://www.swivel.jp/
「noriai(ノリアイ)」紹介ページ
https://noriai-okinawa.studio.site/

次ページ:
1 2

3


関連記事

おすすめ記事

  1.  サッカーJ3のFC琉球が、第2次金鍾成(キン・ジョンソン)監督体制下の初陣を白星で飾った…
  2. 今季から琉球ゴールデンキングスに加入したアレックス・カーク(左から2人目)やヴィック・ローら=16…
  3.  FC琉球の監督が、また代わった。  サッカーJ3で20チーム中18位に沈む琉球は1…
  4. 戦前に首里城正殿前に設置されていたバスケットボールゴールを再現した首里高校の生徒ら=8月27日、那…
  5.  8月12日、浦添市のアイム・ユニバースてだこホール市民交流室は熱気が渦巻いていた。ステー…

特集記事

  1. 再びFC琉球の指揮を執ることになり、トレーニング中に選手たちに指示を送る金鍾成監督=19日、東風平…
  2. ヴィック・ロー(中央)の入団会見で記念撮影に応じる琉球ゴールデンキングスの(左から)安永淳一GM、…
  3. 沖縄県庁  沖縄県は、地域の緊張を和らげようと、4月から「地域外交室」を設置し、照屋義実副知…
ページ上部へ戻る ページ下部へ移動 ホームへ戻る 前の記事へ 次の記事へ