好きこそ物の上手なれ!プロダンサーからスタジオ経営YURIさん

 

 「娘を産んでからは、自分のためよりも『この子の為に頑張らなきゃ!』という活力が出てきたんです!」。自分ではなく、娘のため、生徒のため。「母になってからの方が、俄然パワフルになっている感じがしますね」と笑顔で話してくれました。

生徒には「今を思いっきり過ごしてほしい」

 現役時代を日本のエンターテイメントの第一線で過ごしたYURIさんは、自身の経験を基にして決めたダンスレッスンの方針を大事にしながら生徒たちにダンスを教えているといいます。

 「まず、子どもたちには“今しかない時間“を思いっきり過ごしてほしいです。学校の制服を着られる期間は決まっています。今のコロナ禍でも生徒一人一人が“自分にしか出来ない事“を見つけて、頑張って欲しいなと思っています。私のダンススタジオでは、生徒がキラキラと輝ける場所になって欲しいと思いながらレッスンをしています」

 大切なのはダンスの技術だけではありません。挨拶やマナーも徹底して教えるようにしています。「私自身も挨拶やマナーの面で苦労してきた経験がたくさんありました。生徒たちが将来どんな道に進んだとしても、社会でしっかり歩んでいってほしいです」

これからの目標「野外フェスをしたい!」

 ダンススタジオを立ち上げて3年目のYURIさんに、これからの目標を聞いてみました!

 「今のご時世で、いつになるかはわからないのですが、野外フェスを開催したいです!私の出身地である南風原町は商業地域ではないので、お祭りが少ないです。野外フェスをする事で、生徒がダンスを披露できる場を作り、そして地域の人や、おじいちゃんおばあちゃんに楽しんでもらいたいと考えています!」

「“好き“な気持ちを大切に」

 ダンサーになる夢を叶えたものの、腰の怪我で一度は離れたダンス。しかし「ダンスが好き」という気持ちが生んだスタジオで、新たなダンス人生を歩むこととなったYURIさん。

 「夢に向かっている人の中で、今現在うまくいっていないとしても、諦めずに根性を見せ続けると報われる事がきっとあります。何もかも簡単に始められて、やめられる世の中、続ける事も能力の一つです。『本当にもうダメだ』と思うまでは続ける事!とりあえず続けてみる事はすごく大切なんです。そして、“好き“と感じる自分の気持ちを大切にしてください。やっぱり“好き“が強い人ほど輝いて見えるし、継続できるモチベーションになります」

 YURIさんの言葉から感じられる「揺るがないダンスへの愛」。“好きこそものの上手なれ”の気持ちを大切にして突き進んでいったその先に、思い描いていた夢が待っているのかもしれませんね♪

DANCE STUDIO LUANAホームページ
https://www.luana.okinawa

Print Friendly, PDF & Email
次ページ:
1 2

3


関連記事

おすすめ記事

  1.  サッカーJ3のFC琉球が、第2次金鍾成(キン・ジョンソン)監督体制下の初陣を白星で飾った…
  2. 今季から琉球ゴールデンキングスに加入したアレックス・カーク(左から2人目)やヴィック・ローら=16…
  3.  FC琉球の監督が、また代わった。  サッカーJ3で20チーム中18位に沈む琉球は1…
  4. 戦前に首里城正殿前に設置されていたバスケットボールゴールを再現した首里高校の生徒ら=8月27日、那…
  5.  8月12日、浦添市のアイム・ユニバースてだこホール市民交流室は熱気が渦巻いていた。ステー…
宮古毎日新聞

特集記事

  1. 再びFC琉球の指揮を執ることになり、トレーニング中に選手たちに指示を送る金鍾成監督=19日、東風平…
  2. ヴィック・ロー(中央)の入団会見で記念撮影に応じる琉球ゴールデンキングスの(左から)安永淳一GM、…
  3. 沖縄県庁  沖縄県は、地域の緊張を和らげようと、4月から「地域外交室」を設置し、照屋義実副知…
ページ上部へ戻る ページ下部へ移動 ホームへ戻る 前の記事へ 次の記事へ