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未婚率全国一の沖縄 婚活専門家「結婚はできます」“明るい婚活のススメ”
- 2021/4/13
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「結婚は、できます」
「結婚するためにはお金が必要だと勘違いをして、経済的な理由で結婚ができないという人が多いです。結婚は、できます」。仲原さんはしっかりと言い切る。
沖縄県の統計によると、2人以上の世帯のうち勤労者世帯の月の消費支出は平均で約22万6000円(2020年)だ。
「なので、例えば男性の収入が月に20万円あって、女性がパートで5万円稼いだとしたら、もう大丈夫です。未婚者が『必要だと思う額』より、既婚者が『実際に使っている額』は少ないんですよ」と仲原さん。「男性が『自分が養わなければ』とプレッシャーを感じていることもあります」と“ジェンダーのバイアス”が掛かっていることを指摘する。
むしろ、結婚をした方が経済的にも恩恵を受けることも多いという。
「結婚して2人で働いて収入を得た場合、1人で同じ金額を得るよりも税制上お得ですし、どちらかがケガや病気に働けなくなったとしても、もう1人がカバーできますよね」と語る。
沖縄県の共働き世帯の割合は、国の統計では全国38位(2015年)であまり多くない。それを踏まえて仲原さんは「共働きを望む女性は多いように感じますが、職種によっては沖縄でのキャリアアップが望めず、県外に引っ越してしまうケースも多いように思います」と、県内の雇用状況が実際の共働き世帯の少なさに影響しているとみる。
婚活に抱くイメージ、女性は積極的
実際に婚活のプロとして多くの出会いの場を提供してきた仲原さんは、「婚活」に抱くイメージについて、男女で違う傾向があると指摘する。
「男性は『自分で伴侶を見つけられない人が集う、最後の手段』というようにマイナスイメージで捉えてしまっている人も多いです。しかし女性の場合、自分だけでもしっかり相手を探せるような人でも、さらに良い相手を見つけようと、婚活に積極的です。婚活パーティーは女性の方が断トツで集まりが良いです」