日本最南端の海開き! 竹富島は早くも夏、初泳ぎを楽しむ

 

ヨットやサバニ体験で海を感じる

 ダンスやミス八重山の発表、石垣出身の歌手・迎里計さんのライブ、竹富町観光大使を勤める「ありんくりん」によるお笑いライブなどがステージで行われた。観光客や地元の人たちが砂浜に座り、ステージに拍手やエールを送っていた。

 海ではヨットやサバニ体験もあった。ヨットは『石垣海洋少年団』の子ども達が石垣島から竹富島まで乗ってきたもの。サバニは沖縄の伝統的な木造帆船。八重山で唯一のサバニ大工でツアーも行う石垣島の「吉田サバニ造船」と、竹富島でツアーを行う「海風(シューカジ)」のサバニが揃った。「ヨットに乗って水鉄砲で打ち合いをして楽しかった」「サバニの風が気持ちよかった」と、参加した子ども達の声がはずんだ。

コンドイ浜にサバニの姿が映える

離島の観光ポテンシャルを再認識

来場者には、県の新型コロナ対策の「RICCA(リッカ)」への登録や健康チェックシートの記入、検温、手指の消毒などを徹底しての開催となった。

 八重山ビジターズビューロー専務理事の金城さんは、「新型コロナウィルスの影響で様々なイベントが中止になるなか、海びらきを行えて嬉しく思います。しっかり感染症対策をすれば、イベントが行える。県内外の皆さんへエールを送れたのではないでしょうか。」と話した。

 来場者はおよそ700名。2018年に石垣島のマエサトビーチで開催した時には約1000人が訪れた。コロナ禍の離島での開催と考えると、多くの来場者が足を運んだといえる。八重山の観光についても話を聞いた。

「緊急事態宣言が解除され、学生の卒業旅行など人の動きが出てきています。八重山は特に自然とのふれあいや、アクティビティが観光資源といえます。ミシュラングリーンガイドジャポンでも評価され、3密になりにくい八重山の自然環境は、コロナ禍で多くの方が求めている過ごし方ができる場所だと感じています。」

 昨年10月に東京のGOTOトラベルが利用可能になった際には、ソーシャルディスタンスを保てる自然を求める傾向もあってか、沖縄本島以上に観光客の戻りが多かった八重山諸島。海、山、川があり、多様性に富んだ生物たちが暮らす、個性的な魅力を放つ離島の島々。日本初の星空保護区に選ばれた星空も見逃せない。離島観光のポテンシャルが、コロナ禍だからこそ見えてきたと語る関係者は多い。

 イベントの後は、竹富島内を自転車で巡る人々やカフェで涼む人の姿を見かけた。観光で訪れる方も、受け入れる方も、お互いが感染症対策に気を遣いながら、少しずつ旅行や観光を楽しめるようになればと願う。

◆八重山ビジターズビューローが運営するWEBサイト「八重山アプリ 島色、無限大∞」では、さまざまな観光情報を発信している

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片岡由衣

投稿者記事一覧

東京都出身、竹富島在住2年目のフリーランスライター。

メディアや企業サイトにて取材記事や子育てにまつわるコラムを執筆中。

東京学芸大学卒業後、星野リゾートにて広報やイベント企画に携わり、専業主婦を経てライターへ。

木のおもちゃや絵本が好き。竹富島の自然に癒されながら3人の子育て中。

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