日本最南端の海開き! 竹富島は早くも夏、初泳ぎを楽しむ

 

 勢いよく海に駆けていく子ども達の姿に、ひと足早い夏のはじまりを実感する。「日本最南端!八重山の海びらき2021in竹富島」(八重山ビジターズビューロー主催)が3月20日(土)に竹富島のコンドイ浜で行われた。

 「八重山諸島」は、沖縄の石垣市、竹富町、与那国町の島々を指す。「八重山の海開き」は3自治体で毎年開催場所を交代しながら行い「日本最南端の海開き」として親しまれている。竹富島での開催は11年ぶりになる。八重山への夏の訪れを全国にアピールしつつ、海の安全を祈願した。

はじける子どもたちの笑顔

 海開きの前には、竹富島の神司(かんつかさ)による海の安全祈願や、竹富小中学校の児童生徒による「海開き宣言」が行われた。25℃を超える夏日の下、今か今かと待ち構える子ども達。テープカットが行われ、海に走っていき、海上に浮かぶフルーツを拾い集める「海上収穫祭」を楽しんだ。抱えきれないほど集める子や、水しぶきをあげながら初泳ぎに夢中な子。
 コンドイ浜は沖まで浅瀬が続き、波がほとんどなく、透明度が高い。子どもたちが楽しむ様子を、親たちも安心して見守っていた。

海上収穫祭に笑顔の子どもたち

 さらに、人々の頭上に海上保安庁のヘリコプターがやってきた。ぐるりと周り、窓から手を振る。「こんなに近くで見たのは初めて!」と、迫力ある光景に会場が湧きあがった。「初泳ぎの証」を大切そうに受け取っていた子ども達の姿も印象的だった。

竹富小中学校の児童生徒による海開き宣言
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