助産院併設の保育園「ママに優しく」産後ケアや育児相談も

 

 沖縄県は、出生率の高さ以外にも、一人の女性が生涯に産む子どもの数を推定する「合計特殊出生率」は2019年が1.82人で34年連続全国1位。そんな中、夫婦共働き世帯が多く保育のニーズは高いものの、待機児童数は、2020年4月1日時点で全国3位の1365人、待機児童率は全国平均0.44%に対し2.19%で全国1位だと発表された。2番目に高い兵庫県(1.31%)の2倍近くに上り、突出して高い状況が続いている。

 さらにコロナ禍において、緊急事態宣言発令中は子どもを預けることができなかったり、家庭保育を推奨されたりしていたため、預け入れが困難な状況が続いていた。また、コロナ感染への恐怖から、必要な乳幼児の健診、予防接種、保健指導などの行政支援や病院医療が安心して受けられないなどで、母親たちの不安が高まっていた。

 由香さんは「今、母親たちの不安を受け止め、ストレスの解消、軽減をサポートするような場が求められている」と話す。

ママに寄り添い乳房ケアをする由香さん(写真提供:エミリーズナーサリー)

「子どもたちに明るい未来を」

 「子どもたちは育つ力を持っています。その『育つ力』を妨げないように環境を整え健全な成長を促すことをサポートすることが、私たち大人や社会が担うべき役割だと思います。子どもたちに明るい未来をお渡しするために、母親のエネルギーを高め、子どもたちの自尊感情を高めることが大切です」

 園の定員は、0歳児~2歳児まで各8人の合計24人。その他に一時保育も受け入れる。新年度園児や見学も随時受け付けている。

<保育園「Emily‘s Nursery(エミリーズナーサリー)」・由来助産院>
対象:0、1、2歳
住所:沖縄県中頭郡北谷町港8-10
電話:090-9591-1778

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安里 三奈美

投稿者記事一覧

ボリビア在住5年、2児の母。フリーライターとして観光や沖縄県系コミュニティーについてWEBや紙媒体で執筆、寄稿等を行う傍ら、家系図や家族史・自分史の制作会社の代表も務める。2011年に県系の若者をつなぐネットワークを構築、県系若者が集う大会を世界各地で開催。2015ミスうるま。著書に「刻まれた21cm」(文芸社)

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