心と体の健康に ノルディックウォーキング 今帰仁村の取り組み

 

 7kmコースのゴールになった橋の駅では、旬の柑橘、タンカンなどを参加者が買い求める姿があったり、給水ポイントで今帰仁の湧水が振舞われたりと、スポーツツーリズムにつながる”今帰仁の魅力を伝える”ということもなされていると感じた。

主催者側の思い

 NSCの山内響(やまうち ひびき)クラブマネージャーは、使命とも語った「健康増進の場としてのノルディックウォーキング」を、村やコースとなった地域など関係者の理解と協力を得ながら継続できたと語った。

 「(コロナ禍でも)屋外イベントや来年のノルディックウォーキングにもつながるように、ぜひ実施したいと思っていました。これをきっかけにコロナ対策も含めて今帰仁村民の皆さんに対しても(運動)教室やイベントを通して、新型コロナ対策をしながら、運動をするきっかけをつくっていけたらと考えています。現状に合わせて工夫しながら、イベントも形を変えながら何年も重ねていけるものになればと思っています。」

NSC山内響クラブマネージャー

 またNSC理事を務め、介護予防運動指導員の資格を持つ矢貫明子(やぬき あきこ)さんは、この時期だからこそ”心の健康”にも目を向けたいと話した。

「不安に思っている方は無理をして外に出ることはないと思います。家の中でできることをするというのも一つですが、普段やっている生活を極端に変えることなく、外を歩いたりすることができて、近くでは話はできないけど距離を保ちながら人の顔を見たり、何か自分の心の元気になるようなことは大切だと思います。自分ができることというのは皆それぞれ違いますが、(運動して)免疫力を高めて、あまり引きこもりすぎないようにすることも大切ではないでしょうか。」

NSC矢貫明子理事
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