FC琉球とGAKU−MCさんがコラボ 音楽とフットボールで人と人を繋ぐ

 

 これまでも、サッカーを応援するためにサッカー仲間のMr. Childrenの桜井和寿とのユニット「ウカスカジー」を結成、「勝利の笑みと君と」の楽曲は、2014年FIFAワールドカップのサッカー日本代表公式応援ソングとして採用された。そして2018年ロシアワールドカップの時には、日本対ベルギー戦を現地で観戦している。

 「オフシャルの応援ソングを現地で聞きたいと思って出かけて。2−3で試合は負けたんですけどいいゲームだった。試合後に街に出てサウナに行ったら、そこでいろんな国の人から、『おまえ日本人か?日本いい試合したよね』って次々に声を掛けられて。サッカーってあっという間に人と人を繋いでくれるんだと思った。行ってみて、サッカーは勝敗だけでなく感じることが多い。なるべく現地で観戦したいと思う」と、当時を振り返った。

スタジアムで歌を聴くポーターたち


 この日、スタジアムで初めて披露した「晴れたらみんなで」の楽曲は、「天気が良くても、コロナで心がまだ曇ったまま。終息したら、みんなでサッカーやろうぜ!声を出して応援しようぜ!」という強い思いがこもっている。

「冬でも暖かい沖縄の気候の中でサッカーができる。首里城の時もそうでしたが、一日でも早く復興、復旧するために、みんなが助け合いワンチームになる。僕も微力ながら協力していきたい。僕もツアーがなくなったし、音楽業界もどう生きていくか大変で不透明な時代。それでも好きなことを続け、音楽とサッカーが寄り添って大きなうねりになっていくといいなと願っている。今、自分の出来ることをやる。コロナが収束し、チャンスが来たら一気に勝ち上がって攻めていけるようにしたいですね」と、力強く締めくくった。


*GAKU−MC(50)*
 日本のラッパー、ミュージシャン。ソロ活動と並行し、桜井和寿(Mr. Children)とのユニット「ウカスカジー」としても活動。東日本大震災の後、ボランティア活動を開始。キャンピングカーに乗ってキャンドルの灯と音楽で全国をリレーしながら、日本各地から被災地にメッセージを届けた。音楽とフットボールの融合団体「MIFA」を立ち上げ、旅と音楽とフットボールをテーマにチャレンジし続けている。
 

次ページ:
1 2

3


関連記事

おすすめ記事

  1.  サッカーJ3のFC琉球が、第2次金鍾成(キン・ジョンソン)監督体制下の初陣を白星で飾った…
  2. 今季から琉球ゴールデンキングスに加入したアレックス・カーク(左から2人目)やヴィック・ローら=16…
  3.  FC琉球の監督が、また代わった。  サッカーJ3で20チーム中18位に沈む琉球は1…
  4. 戦前に首里城正殿前に設置されていたバスケットボールゴールを再現した首里高校の生徒ら=8月27日、那…
  5.  8月12日、浦添市のアイム・ユニバースてだこホール市民交流室は熱気が渦巻いていた。ステー…
宮古毎日新聞

特集記事

  1. 再びFC琉球の指揮を執ることになり、トレーニング中に選手たちに指示を送る金鍾成監督=19日、東風平…
  2. ヴィック・ロー(中央)の入団会見で記念撮影に応じる琉球ゴールデンキングスの(左から)安永淳一GM、…
  3. 沖縄県庁  沖縄県は、地域の緊張を和らげようと、4月から「地域外交室」を設置し、照屋義実副知…
ページ上部へ戻る ページ下部へ移動 ホームへ戻る 前の記事へ 次の記事へ