宮古島市長選、事実上の一騎討ちに
- 2020/11/21
- 政治
来年1月17日投開票(1月10日告示)の宮古島市長選挙に向け、一部保守系とオール沖縄の関係者で構成する市政刷新会議は20日、前県議の座喜味一幸氏(70)に対して出馬を要請した。座喜味氏は「市民のために粉骨砕身頑張りたい」と述べて要請を受諾した。22日に出馬会見を開き、正式に出馬を表明する予定。
宮古島市長選に向けては、保守系現職の下地敏彦氏(74)も10月8日に正式に出馬を表明し、11月16日には後援会事務所を開設するなど選挙戦に向けた動きを活発化させている。選挙戦は、下地氏と座喜味氏による事実上の一騎打ちとなる可能性が高まった。
市内の事務所で行われた出馬要請で、市政刷新会議のメンバーは座喜味氏に対し「多くの市民が市政刷新を求めている。市民の先頭に立って夢のある宮古島市づくりに力を発揮してほしい」と訴えた。 座喜味氏は「保革、イデオロギーを乗り越えたかつてない新しい選挙が宮古から始まろうとしている。その先頭に立てることを光栄に思う」と語った。
玉城デニー県政との連携について、座喜味氏は「刷新会議の中で難しい問題を分かりやすく整理した。自衛隊の配備問題についても新しい計画等があるときは市民の理解を得て進めていくと玉城知事も議会で答弁している。地元の理解を得ない強行配備はやってはいけない」と述べた。
現職の下地氏も出馬を表明
一方、現職の下地氏は10月8日の出馬表明で「私の市政の総仕上げと市政発展のため出馬を決意した」と強調している。下地氏は選挙の焦点として「新型コロナ対策と経済振興」を挙げた。