ＪＡおきなわ(前田典男理事長)は18日、運営するファーマーズマーケット(沖縄県内10店舗)の2023年度の販売高が過去最高だったと発表した。

　ファーマーズマーケット10店舗の販売高は計87億2600万円で前年度を5％上回り、来店客数も計415万2000人で2％増えた。ＪＡおきなわでは、各店舗で独自性を生かしたイベントや、旬の農産物をＰＲするイベントを開催したことなども奏功したものとみている。

　10店舗のうちで特に販売高が伸び、過去最高を更新した店舗は6店舗だった。また、ゆんた市場（読谷村）、うんたま市場（西原町）、くがに市場（南風原町）、あたらす市場（宮古島市）、ゆらてぃく市場（石垣市）の5店舗は販売高、来店者とも過去最高となっている。

　そのほか、販売高が増えた要因として、担当者は「地元農家からの農産物の搬入が増え、観光客の増加とマッチしたこともある」と指摘した。青果物としては、ゴーヤーなど沖縄ならではの商品の人気が高いという。