キングスが西地区2位に浮上 西1位の大阪にアウェーで1勝1敗
- 2023/11/6
- エンタメ・スポーツ
プロバスケットボールBリーグ1部西地区の琉球ゴールデンキングスは4、5の両日、大阪府のおおきにアリーナ舞洲で同地区首位を走る大阪エヴェッサと連戦を行い、初日を76ー81で敗れたものの、2日目は94ー76で快勝した。通算成績は8勝3敗となり、西地区2位に順位を上げた。
初戦、リバウンド圧倒も大阪が3P成功率54.5%
1日には韓国でEASL(東アジアスーパーリーグ)の試合を行ったキングス。過密なスケジュールの影響もあってか、初戦は序盤から攻守に細かいミスが散見されてしまう。ジャック・クーリーとアレン・ダーラムを中心にリバウンドで優位に立つが、大阪の高確率のスリーポイントシュート(3P)を止めきれず、リードを許す展開が続いた。
しかし12点ビハインドで迎えた第4Q、キングスはディフェンスの強度を上げて相手のミスを誘い、そこから岸本隆一や今村佳太の3Pなどで猛追。最後は逃げ切られたものの、一時は3点差まで詰め寄り、意地を見せた。
チームスタッツはリバウンドで57本対36本とキングスが大きく上回ったが、大阪に3Pを22本中12本(成功率54.5%)沈められた。
試合後、今村は「失点に繋がってしまうミスが多い部分が今シーズン課題としてある中でなかなか修正できなかったところや、大阪の確率の高い3Pをもう少しタフな状況で打たせるようディフェンスの部分でも修正が必要だと感じています。終盤にカムバックできたことは良かった点だと思うので、明日は出だしから良い部分を出せるように準備したいと思います」とコメントした。
2戦目はダーラムが爆発 守備も修正
2戦目はスタートからオフェンスで優位に立つ。特にアレン・ダーラムが力強いドライブでレイアップを決めたり、3Pを高確率で決めたりして流れをつくる。ボールシェアをしながら今村やカール・タマヨらも得点を重ね、53ー36の大量リードで折り返した。
後半は大阪が反撃する時間帯もあったが、その都度ダーラムや今村、牧隼利らの得点で悪い流れを断ち切り、危なげなく勝利した。ディフェンスでもビッグマンを含めて相手の3Pに対するプレッシャーを高く維持し、大阪の3Pを14本中わずか3本(成功率21.4%)に抑えた。
桶谷大HCは「大阪の3Pに対するディフェンスを遂行できたことで、ペースの早い大阪の得点を抑えることができたと思います。後半は少し難しい時間帯もありましたが、オフェンスでも流れを切らすことなく続けられ、選手たちがよく頑張ってくれたと思います」と評価した。
この日、27得点、5リバウンド、5アシストと大活躍を見せたダーラムは「昨日の試合はアグレッシブさを欠いていたことが敗因だったと思いますが、今日は出だしからアグレッシブにプレーできたと思います。昨日の試合で敗戦してから、チームのために何ができるかを考えて、今日の試合に臨みました。それが良い結果に結びついたと思っています」と語った。
キングスは次戦、8日に京都府のかたおかアリーナ京都で西地区8位の京都ハンナリーズと今季第12戦を行う。