炭酸割りで「かんぱ~い」 3社合同で「泡盛感謝祭」開催

 
菊之露酒造、久米島の久米仙、比嘉酒造の3社が、泡盛の炭酸割りをアピールした=24日、那覇市の沖縄タイムスビル
菊之露酒造、久米島の久米仙、比嘉酒造の3社が、泡盛の炭酸割りをアピールした=24日、那覇市の沖縄タイムスビル

 菊之露酒造(下地一盛代表)、久米島の久米仙(島袋正也社長)、「残波」の蔵元の比嘉酒造(比嘉兼作代表)の3社が24日、沖縄タイムスビル1階のエントランスホールで合同イベント「泡盛感謝祭 夏は弾けろ!炭酸割りフェア」を開催した。泡盛の炭酸割りを手頃価格で販売し、新たな飲み方の提案としてアピールした。感謝祭は25日も開催される。

 同感謝祭は、新型コロナウイルスによって落ち込んだ県や業界を県産品である泡盛で活気づけようと、普段は競合関係にある3社が意見交換を繰り返し、実現した。 

新たな泡盛の飲み方として3社がアピールする炭酸割りを楽しむ参加者=24日、那覇市の沖縄タイムスビル
新たな泡盛の飲み方として3社がアピールする炭酸割りを楽しむ参加者=24日、那覇市の沖縄タイムスビル

 感謝祭は、午後4~8時まで開催され、開始時刻前から列ができた。まばらだった会場も、1時間ほど経過すると、仕事を終えた会社員らが続々と販売ブースを訪れ、感謝祭はより活気を増した。

 普段、ロックで泡盛を飲むという那覇市に住む高橋義孝さん(63)は、「炭酸割りは初めて飲んだが、美味しい。飲みやすくてどんどんいけるので、泡盛ファンも増えるのでは」と話し、テーブルと販売ブースを往復していた。

「夏は弾けろ!炭酸割りフェア」をテーマに、3社合同の泡盛感謝祭が盛り上がった沖縄タイムスビル。25日も開催される=24日、那覇市
「夏は弾けろ!炭酸割りフェア」をテーマに、3社合同の泡盛感謝祭が盛り上がった沖縄タイムスビル。25日も開催される=24日、那覇市

 下地代表は、「今回のイベントは各社持ち寄りだったので、どれだけ周知できているのか心配だったが、早い時間から盛り上がって良かった。各社それぞれによる飲み方に適した商品開発やこういうイベントなどを通じて、泡盛のいろんな飲み方がどんどん普及していけば」と、感謝祭の成功を喜んだ。


この著者の最新の記事

関連記事

おすすめ記事

  1.  サッカーJ3のFC琉球が、第2次金鍾成(キン・ジョンソン)監督体制下の初陣を白星で飾った…
  2. 今季から琉球ゴールデンキングスに加入したアレックス・カーク(左から2人目)やヴィック・ローら=16…
  3.  FC琉球の監督が、また代わった。  サッカーJ3で20チーム中18位に沈む琉球は1…
  4. 戦前に首里城正殿前に設置されていたバスケットボールゴールを再現した首里高校の生徒ら=8月27日、那…
  5.  8月12日、浦添市のアイム・ユニバースてだこホール市民交流室は熱気が渦巻いていた。ステー…

特集記事

  1. 再びFC琉球の指揮を執ることになり、トレーニング中に選手たちに指示を送る金鍾成監督=19日、東風平…
  2. ヴィック・ロー(中央)の入団会見で記念撮影に応じる琉球ゴールデンキングスの(左から)安永淳一GM、…
  3. 沖縄県庁  沖縄県は、地域の緊張を和らげようと、4月から「地域外交室」を設置し、照屋義実副知…
ページ上部へ戻る ページ下部へ移動 ホームへ戻る 前の記事へ 次の記事へ