炭酸割りで「かんぱ~い」 3社合同で「泡盛感謝祭」開催
- 2023/8/25
- 社会
菊之露酒造(下地一盛代表)、久米島の久米仙(島袋正也社長)、「残波」の蔵元の比嘉酒造(比嘉兼作代表)の3社が24日、沖縄タイムスビル1階のエントランスホールで合同イベント「泡盛感謝祭 夏は弾けろ!炭酸割りフェア」を開催した。泡盛の炭酸割りを手頃価格で販売し、新たな飲み方の提案としてアピールした。感謝祭は25日も開催される。
同感謝祭は、新型コロナウイルスによって落ち込んだ県や業界を県産品である泡盛で活気づけようと、普段は競合関係にある3社が意見交換を繰り返し、実現した。
感謝祭は、午後4~8時まで開催され、開始時刻前から列ができた。まばらだった会場も、1時間ほど経過すると、仕事を終えた会社員らが続々と販売ブースを訪れ、感謝祭はより活気を増した。
普段、ロックで泡盛を飲むという那覇市に住む高橋義孝さん(63)は、「炭酸割りは初めて飲んだが、美味しい。飲みやすくてどんどんいけるので、泡盛ファンも増えるのでは」と話し、テーブルと販売ブースを往復していた。
下地代表は、「今回のイベントは各社持ち寄りだったので、どれだけ周知できているのか心配だったが、早い時間から盛り上がって良かった。各社それぞれによる飲み方に適した商品開発やこういうイベントなどを通じて、泡盛のいろんな飲み方がどんどん普及していけば」と、感謝祭の成功を喜んだ。