シルクドゥソレイユからオクラ栽培に大転身 舞台と農家の共通点

 

 縄跳びをしながらアクロバティックなアクションで観客を魅せる「ダブルダッチ」。
 宜野湾市出身のMASA(本名:橋本昌和)さんは、この技を極め、世界的なエンターテインメントであるシルク・ドゥ・ソレイユの一員として、各国を興行で回った。しかし、コロナ禍で状況が一変、現在は新しい分野であるオクラ農家として日々精を出している。
「掛けた時間と努力の分だけ返ってくるのは、ステージも農家も一緒です」と言い切る彼の、逆境に立ち向かうマインドとは。

収穫時期を迎えたオクラを手にしながら=南城市玉城中山の畑

帰宅部からの日体大

 MASAさんは全国から学生アスリートが集結する、名門の日本体育大学の出身である。エンタメ系の競技とは言え、高校までに培った基礎的なスポーツ能力があるのだろう…と思いきや。

「いやもう高校の時は帰宅部で」

ただ、好きな教科が体育だった。

体育大学の入試は、実技が大きなウェイトを占める。

「実技に‘100m走’があったんですけど、走力にあまり自信が無くて。そしたら当日雨が降って、立ち幅飛びに変更になったんですよ。中学の時はバスケ部に所属していて、跳躍力はあったのでクリアですよね。そしたら今度は、マット運動が待ってるんですけど、これも中学の時に遊びでやっていました。それで合格です!『合格できないだろう』という声にナニクソという気持ちはありました」

 この強運と、風まかせのバイタリティで日体大に入学。漠然と何か目的が見つかれば良いという18歳らしい心持ちであった。

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