「ズレ合わせれば上とも戦える」佐藤草太と髙橋友朗・一問一答 3連敗のコラソンで奮起

 

筋肉量増やしプレーに安定感増す 髙橋

速攻からシュートを放つ髙橋

ー今日の試合を振り返って。

 「今までコミュニケーションを取ってきた日本人メンバーが中心に出て、ディフェンスもある程度いい時間帯が長かったですが、相手の強いロングシュートを守り切れずにこの点差になってしまいました。ただ選手の間ではそんなに悪いイメージはないので、もう一歩ディフェンスを詰めればもっと戦えるかなと思います」

ーオフェンスの手応えは。

 「前回の試合よりも縦に行けたんですが、大崎はディフェンスの寄りが速かったので、もっとパスをさばけたらよかったです。1人抜くことは結構できてきているんですけど、その後に2人目の選手が来て、挟まれてフリースローを取られてしまうのがもったいないので」

ー外国人選手との連係について。

 「今までいる日本人選手と外国人選手の違いはサイズなので、相手の特性に合わせてメンバー構成ができたらいいと思います。例えばディフェンスでは、相手のロングシュートが強ければ真ん中の2人を外国人を含めた大きい選手にして、機動力が高い相手なら日本人が運動量を出してカットインを防ぐディフェンスができたらいい。オフェンスに関しても、外国人選手が上からロングシュートを打ち込めば相手ディフェンスも前に出ざるを得ない状態が出てくるので、そしたらカットインをする佐藤とかがもっと生きてくると感じます」

試合後、ファンとハイタッチする髙橋

ー自身の攻撃の評価は。

 「45度での出場時間も伸びてきていますが、まだ自分の間合いでプレーできている印象はないです。サイドシュートは自分のリズムで打てているので、このまま継続していきたいです」

ー昨シーズンから成長した部分は。

 「まだ弱いですが、ある程度筋肉量は増やしたので、昨シーズンよりはボールキープやパスをさばく余裕が出てるかと思います。去年はもう触られたらアウトぐらいの感覚だったので。フィジカルと間合いの使い方が成長したら、もっと流れを途切れさせずにプレーできるようになると思います」

ー同じ左利きで、ジャンプ力のあるウー·ユクシーが加入した。競争相手として意識するか。

 「同じような体型でプレースタイルも似ているので、当然意識はします。彼の能力はすごいので、見てて楽しいです。ただ、ディフェンスでは自分がリーダーシップを取ろうとしています。1人がフルで出場し続けることはできないので、常に100%の状態でどちらかが出ているという状況がつくれたら、チームにとって一番いいですね」

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長嶺 真輝

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ながみね・まき。沖縄拠点のスポーツライター、フリーランス記者。
2022年3月まで沖縄地元紙で10年間、新聞記者を経験。
Bリーグ琉球ゴールデンキングスや東京五輪を担当。金融や農林水産、市町村の地域話題も取材。

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