田代主将や“CS・MVP”ダーラムら4選手と契約更新 キングス、13人中10人残留
- 2023/6/10
- エンタメ・スポーツ
琉球ゴールデンキングスは9日までに、2023-24シーズンに向けて生え抜き8年目に入る田代直希主将(29)、22-23シーズンのチャンピオンシップでMVPを獲得したアレン・ダーラム(34)、今夏に沖縄などで開催される男子W杯の代表候補である渡邉飛勇(24)、アジア特別枠で将来性豊かなカール・タマヨ(22)との契約継続を発表した。
これで昨シーズン終了時点で所属していた13人の契約状況が全て発表され、10人が残留する形となった。退団したのはジョシュ・ダンカン、松本礼太、群馬クレインサンダーズへの移籍が発表されたコー・フリッピンの3人。今後発表されるであろう新加入選手が注目される。
田代「コート内外で成長を」
昨季で主将4シーズン目となった田代は開幕前に大怪我から復帰し、もともとの動きに体を戻すのに苦労したシーズンではあったが、全試合出場を達成。あまり多くを語るキャプテンではないが、チームメートの状況を観察して必要な時に声を掛けたり、短い出場時間で持ち味の激しいディフェンスを見せたりして存在感を示した。
契約継続を受け、「気がつけば30歳を迎えます。コート内外問わず、心身共にもっともっと成長していけるはずです。皆様の前でプレーできることはこれ以上ない幸せなことだと思います。会える日を心待ちにしています」とコメントした。
その強靭な体から“超人ハルク”の異名を持つダーラムは平均15.6点、7.7リバウンド、3.6アシストを記録。シーズン途中からはベンチスタートを受け入れ、チームの総合力向上に大きく貢献した。
来シーズンに向けて「キングスでまたプレーすることができ、うれしく思っています。これまでの2シーズンで我々は素晴らしい成績を残してきましたし、来シーズンも継続していきたいと思っています」と意欲的に語った。
次世代スター候補の渡邉、タマヨ チームの伸び代に
身長207cmの渡邉、202cmのタマヨの若手ビッグマンコンビは、来シーズンのキングスにとって大きな伸び代になる。
大怪我による3度の手術と過酷なリハビリを乗り越え、今年2月にようやくプロデビューした渡邉は、短い期間ながら高いブロックと類稀な走力で存在感を発揮。3月にキングスでプロデビューしたばかりのタマヨは、まだBリーグのプレーの強度に馴染めていない印象だったが、プレーの幅が広く、潜在能力の高さはうかがえた。
渡邉は「来シーズンはシーズンの最初から戦えること、そして連覇へ挑戦できることを楽しみにしています。チームとして団結し、皆さまのためにベストを尽くしたいと思います」とコメント。タマヨは「この素晴らしい組織で来シーズンもプレーできる機会を得られたことに興奮と感謝をしています。チームの最終目標達成に向けて貢献できることを楽しみにしています」と述べた。