プロバスケットボールBリーグ西地区の琉球ゴールデンキングスは24日、右膝蓋靭帯炎で開幕前から戦線を離脱していたジャック・クーリーが25日に沖縄アリーナで行う川崎ブレイブサンダース戦からエントリーが可能になると発表した。24日付けでインジュアリー（故障者）リストから抹消された。

　一方、これまでチームトップの平均17.6点を記録しているヴィック・ローは24日付けで故障者リストに登録された。診断名は左膝蓋靭帯炎。全治4週間。

クーリー　昨季は3回目の「リバウンド王」

　クーリーはシーズン開幕前の9月11日付けで故障者リストに登録された。出場できない中でもアウェー戦を含めて毎試合ベンチに姿を見せ、味方を鼓舞していた。

　昨季のレギュラーシーズンは平均12.7本のリバウンドを獲得し、自身3度目となるリバウンド王のタイトルを獲得。クラブが「まずは様子を見ながらの出場となる予定」と言及したように、コンディションを上げるためには時間がかかりそうだが、2連覇を狙うキングスにとって今シーズンも大黒柱としての活躍が期待される。

「長いシーズンを乗り越えていくため」

　千葉ジェッツから今シーズン加入したローは開幕から万能な活躍を見せ、15日のサンロッカーズ渋谷戦や18日にあった東アジアスーパーリーグ（EASL）のソウルSKナイツ戦などでは最終盤で勝負を決めるシュートを決めた。一方、22日に行われた直近の横浜ビー・コルセアーズ戦はベンチに入ったものの、出場はしなかった。

　安永淳一GMは「ロー選手はキングスの勝利の為なら自分ができることは何でもするという強い覚悟を持ってキングスに加入し、その言葉通りの活躍を見せてくれています。今回の負傷はロー選手自身も悔しい思いですが、万全な状態でコートに戻り、長いシーズンを乗り越えていくために怪我の回復を待つ判断に至りました」とコメントした。