「街と共に元気に」沖縄アリーナにキングス仕様のカフェ、3日オープン

 
沖縄アリーナカフェのコンセプトを語る沖縄アリーナ株式会社の仲間陸人取締役。背後にはアリーナの内観を写した壁一面の写真が展示されている=5月1日、沖縄市の沖縄アリーナ

 プロバスケットボールBリーグの琉球ゴールデンキングスのホームコートである沖縄アリーナに3日、キングスの歴史やアリーナの魅力を感じることができる「沖縄アリーナカフェ」がオープンする。アリーナが立地する沖縄市の「地域振興」を最大のテーマに掲げ、市内の事業者が製造する商品を積極的に扱う。運営する沖縄アリーナ株式会社の仲間陸人取締役は「沖縄市の商品を使って街のPRをすることで、地域と共に元気になっていきたいです」とコンセプトを語る。

“球団史”感じる展示、選手のプリントラテも

キングスの岸本隆一選手やアリーナカフェのロゴが描かれたプリントラテ。ロゴの八角形は沖縄アリーナを真上から見た時の形だ

 カフェはアリーナの正面1階にあるアリーナショップの左奥に位置する。L字型の店内には、沖縄アリーナのコートを模した柄のテーブルや、表面が球団創設期からの琉球新報や沖縄タイムスに掲載されたキングス関連記事で埋め尽くされたテーブルがある。キングスが試合をしている時の沖縄アリーナの迫力を体感できる壁一面の大きな写真も来店客を迎える。

 キングスの選手の写真やアリーナカフェのロゴなどを泡の表面に描いた「プリントラテ」を販売し、今後は選手らによる1日店長などのイベントも検討しており、ファンにとっての“聖地”になっていきそうだ。

沖縄市の人気商品、多彩に

飲み物を提供する店員。ショーケースには人気店「ZEBRA.Bagel」のベーグルなどが並んでいる

 そのほか、焙煎の技術を競う世界大会で準優勝した「豆ポレポレ」の仲村良行さんが手がけた「アリーナブレンド」や、沖縄ティーファクトリーの琉球紅茶、ZEBRA.Bagelの味わい深いベーグルなど、沖縄市内の事業者の商品を扱っている。コンセントが設置された席もあり、キングスファンに限らずゆったりと楽しめる。

 今後、地域と一緒にイベントを開催することなども検討しているという仲間取締役は「キングスの試合は『非日常』でワクワク感がありますが、カフェは普段から多くの方に使ってもらい、『日常』を生み出せるような場にしたいです。街と一緒に盛り上がりをつくり、地域活性化に取り組んでいきたいです」と展望した。

球団史を知ることができる多くの新聞記事が印刷されたテーブル

 営業時間は月、水、木、金の午前11時~午後6時。イベント開催時は変更になる場合もある。沖縄アリーナの敷地内にある駐車場を利用できる。決済はキャッシュレスのみ。

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長嶺 真輝

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ながみね・まき。沖縄拠点のスポーツライター、フリーランス記者。
2022年3月まで沖縄地元紙で10年間、新聞記者を経験。
Bリーグ琉球ゴールデンキングスや東京五輪を担当。金融や農林水産、市町村の地域話題も取材。

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