目標はJ3昇格圏内の2位以上 サッカーJFL初参戦の沖縄SVが新体制発表
- 2023/3/9
- エンタメ・スポーツ
今季からサッカーのアマチュア最高峰リーグである「日本フットボールリーグ(JFL)」に昇格した沖縄SV(エスファウ)が3月8日、2023シーズンの新体制発表記者会見を那覇市の沖縄銀行本店1階にある「みらいおきなわ」で開いた。新加入選手10人を迎え、1年目からJ3リーグ昇格を目指す。会見には元日本代表で、クラブの代表も務める髙原直泰選手兼監督と選手5人が参加した。
12日に強豪Honda FCとアウェーで開幕戦
沖縄SVは創設7年目の昨シーズン、4年連続4度目の出場となった全国地域チャンピオンズリーグ決勝ラウンドで2位に入り、悲願のJFL初昇格を決めた。JFLはJリーグのJ1~J3に続く「4部」に当たるリーグで、年間2位以上がJ3昇格圏内となる。
第25回大会となる今季のJFLには南は沖縄県、北は青森県まで計15チームが参戦。ホーム&アウェー方式の総当たり戦で各チーム28試合ずつを行う。3月12日~11月26日まで全30節あり、沖縄SVは第5節と第22節以外は試合がある。
3月12日の第1節、沖縄SVは昨シーズン3位に入った強豪のHonda FCとアウェーのHonda都田サッカー場(静岡県)で開幕戦を行う。
「成長できるメンバー揃った」髙原選手兼監督
会見でマイクを握った髙原は「トップ2を目指すという目標を明確にして、その目標を維持したままシーズンを戦っていきたい。地域リーグはそこまで日程が厳しくなかったですが、JFLは1~2週間に1回はホーム&アウェーで試合があるので、1年間コンディションを保ちながら結果を出すためには未知数な部分もあります。選手、スタッフ全員が目標を目指していけるようにしたいです」とクラブが一丸となって戦っていく意思を示した。
昨季より一段階上のレベルで戦う今シーズン。「既存の選手に加え、さらにチーム力を底上げしてくれる選手を揃え、強化を進めてきました。若い選手も多いので、しっかり経験を積ませながら成長を促したい。戦いながら成長していけるメンバーを整えられたんじゃないかと思っています」と語り、補強に力を入れてきたという。
初戦でいきなり優勝候補の一角であるHonda FCと対戦する。今季の成績を占う大一番に向け「自分たちがやってきたことを出せれば十分戦えるんじゃないかと思っています。壁に跳ね返されるかもしれないけど、新チームになって2カ月半きっちりやってきました。選手が迷いなく開幕戦を戦えるように、残りの日にちで体制を整えたいと思います」と意気込んだ。
新加入の白岡「おもしろキャラです」
新加入選手はFW1人、MF3人、DF4人、GK2人の計10人。髙原が言ったように各選手とも21~26歳と若手が多い。
会見に参加した広島県出身のGK白岡ティモシィ(26)=いわきFCー北海道十勝スカイアース=は「2年前はJFLでプレーして優勝を経験し、去年は地域リーグでプレーしました。試合に出て、最少失点で抑えられるように頑張りたい。あと、自分はおもしろいキャラだと思ってるので、そこでもチームに貢献できるようにしたいです」と話し、会場の空気を和ませた。
鹿児島県出身のFW伊集院雷(25)=アルティスタ浅間ーFC延岡AGATA=は「個人として10ゴール以上、チームとして優勝、J3昇格を目指して頑張ります」と決意を語った。