沖縄電力コーチ大城直也さん(下) 沖縄野球人伝説②

 

ボロボロになっても現役で踏ん張って

 松阪世代、同じ甲子園でプレーした大城直也。

 「若いときは、松坂世代って一括りにするな、個人個人みてよって思っていたけど、今はその世代ってみてもらえるのは嬉しいこと。僕らが知っている松坂大輔投手ではないし、みっともない姿かもしれないけれど、最後まで選手としてやりきってほしい。ボロボロになっても現役で踏ん張ってプレーし続けてほしいと思う」

 そう目を細める。

沖電では3塁コーチャーを務める

 今は自分がプロ野球選手になるのではなく、自分の経験を伝えた教え子がプロ野球選手になることが夢。

 「僕が高校、大学、社会人で野球をやってきた中で『あ、これって兄が言っていたことだ』『監督の言葉だ』って事がすごくあった。幼い頃教わった基本が繋がっていく。それと同じで、『これ大城直也コーチが言っていたことだ』って感じてくれるプロ野球選手が誕生したら凄く嬉しい」。

 沖縄で生まれ、野球に出会い、栽監督の存在があっかたからこそ、再び沖縄の地に戻ってきた。大城直也の夢はまだまだおわらない。

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